2023年8月27日(日)に横浜デジタルアーツで開催された『横浜ゲームダンジョン』に、ゲームエイトライターが参加してきた。この記事ではroom6さま出展の「和階堂真の事件簿TRILOGY DELUXE」についてミニレポートをお届けする。
「和階堂真の事件簿TRILOGY DELUXE」について
room6から出展されていた和階堂真の事件簿TRILOGY DELUXEは、過去にスマホ向けのアプリとして配信されていた「和階堂真の事件簿」シリーズ3部作を1つにまとめ、さらに新たな事件エピソードを追加した完全版仕様のタイトルだ。ブースにあったキービジュアルも渋い感じにキマっているが、モノクロベースのドット絵もかなりいいダシが出そうな感じだ。殺人事件の血の赤が映えるぜ。
ゲームの流れとしては、事件現場などで証拠・証言集めを行い、それから疑問点の解消や確認を行うフェイズへ進んでいくというもので、今回の体験版では、最初の事件の冒頭部を15分ほどプレイさせていただいた。難易度はそれほど高くないように感じたが、謎を解くという感覚をしっかり味合わせようとしてくる工夫もあった。証拠・証言集めの際に、あらかじめ気になった情報をひとつ選んでおくことで会話の選択肢が増やせるというシステム、事件捜査っぽい雰囲気を出しつつゲームとして考えるポイントにもなるという、ミステリらしい仕掛けだった。
ゲームのコンセプトについてスタッフの方にお話を聞いてみたところ、1話あたり1時間程度でクリアできるくらいの「手軽で遊びやすいミステリーを目指した」とのこと。ゲームの紹介カードをいただいたのだが、そこに書かれていた「文庫本サイズのクリア体験をあなたに」というのがまさにこのコンセプトをよく表していてカッコいい。ちなみにこのカード自体が書籍のカバーのような見た目でおしゃれである。お手軽なボリュームでありつつ、ミステリ小説を読むような感覚が味わえる良作だ。
こちらは現在、steamで「TRILOGY DELUXE」のデモ版を体験できるほか、過去3部作はアプリ版もあるため、気になった方はぜひ以下リンクも参考にしてほしい。
横浜ゲームダンジョンについて
この記事は2023年8月27日に行われた「横浜ゲームダンジョン」に出展されていたブースのミニレポートです。ゲームダンジョンは国内の個人や小規模チームが制作するデジタル・ゲームの展示会で、今回が3回目。横浜開催の1か月前には、東京でも開催されていました。
今回ゲームエイトライターが取材したブースを紹介!
(編集・執筆/ena)