高い品質のモニターを世に送り出し続けている「アイ・オー・データ機器」。今回の記事では、そんなアイ・オー・データ機器が手がけるゲーミングモニターGigaCrysta「LCD-GC253U」をゲームエイトライターが実際に使用してレビューしていく。モニターの組み立て方から機能性、使用感をみなさんにお届けするので、ぜひチェックしてみて欲しい。
GigaCrystaシリーズとは?
アイ・オー・データ機器が手がけるゲーマー向けモニターGigaCrystaシリーズ。知っている方はご存知だろうが、知らない方のために軽く紹介していこう。GigaCrystaシリーズは、ゲームをより快適に楽しむためにこだわったゲーミングモニターのブランドだ。高いパフォーマンスを体験できる製品になっており、プレーヤースキルを最大限高められる。
特に競技性の高いFPSゲームのプロシーンで採用されていることもあるモニターになっており、プロの方からも信頼されている高い品質が特徴の製品だ。
では、本製品の組み立て方法や機能、実際に使用した時にどのくらい変化があるのか実際に紹介していこうと思う。
組み立て方&機能
ネジでしっかり固定する組み立て方
本製品の組み立て方は、ネジで固定する方法が採用されている。ちょっとやそっとのことでは壊れないしっかりした作りが安心感を与えてくれることだろう。
ここでは、公式から推奨されている組み立て方を紹介していく。まず箱の中にある発泡スチロールから各パーツを取り出しモニターの部分だけ残しておく。こうすることで画面に傷を付けずにドライバーで固定することができるぞ。
モニターアームはネジで固定していく。作りがしっかりしており、力を入れずともスルスルネジが入っていく。そこまで力を入れなくても簡単に作業することが可能だろう。
▲ネジは四隅にはめ込む形になっている。高強度で固定することができるので、ちょっとやそっとのことでは壊れない頑丈さも魅力だろう。
モニターアームがしっかり固定できたら、下部にスタンドを取り付ける。こちらのスタンドの作りもしっかりしており、手で回すことで簡単に固定することが可能だ。
最後にモニターアームの上部に用意されている持ち手を持ちゆっくり引き上げる。上記の手順で組み立てることで、一人でも簡単に完成させることが可能だ。筆者は組み立て始めて3分ほどで完成までたどり着くことができたぞ。
プレイ環境にあった調整が可能!
そして本製品はモニターの位置を広範囲で調整できる。自身の目線に合わせてゲームをプレイできるので、より没入感のあるゲーム体験を味わえるぞ。
最大までモニター部分を上げると、上記の画像と見比べてもらって分かるように全然位置が違うのだ。ゲーミング環境は人によってかなり違うと思うので、自身の環境に合わせて微調整できるのはありがたい。
そして本製品、縦向きへのスタイル変更もできてしまう。ゲームだけではなく、SNSを確認したい時にも使用できる優れものになっており、幅広いニーズを満たしてくれるモニターに仕上がっている。少し贅沢な話になってしまうが、サブモニターとしての運用方法も一つの手段になってくるかも…?
本製品の特徴を紹介!
では早速今回ご紹介するGigaCrysta「LCD-GC253U」の性能を紹介していこう。本製品には様々なモードが搭載されており、リモコンのボタンひとつで切り替えられる。面倒くさがりが多いゲーマーにとっては非常にありがたい。
本製品にはStandardモードやFPSモード、Gameモード、RPGモード、Webモードと多数のモードが用意されている。ここで触れていくのは、みなさんもよくFPSゲームをプレイすると思うので、StandardモードとFPSモードの違いについて紹介していくぞ。
▲今回検証に使用するタイトルは、みなさんご存知であろう「Apex Legends」だ。
▲右がStandardモード、左がFPSモードで直接ディスプレイを撮影した画像だ。FPSモードの方が全体的に明るく色が調整されており、Standardモードでは視認できない換気扇の輪郭がFPSモードの方がくっきり浮き上がっている。
▲もう一枚暗い部分の写真を掲載しておこう。上記と同じく右がStandardモード、左がFPSモードだ。こちらもFPSモードの方が建物上側の骨組み箇所がはっきりと見えるはずだ。
FPSモードはFPSやTPSといったアクション性の高いゲームに向いている設計になっている。画面の明るさが自動で調整されるので、通常のモニターでは映し出されない部分をしっかり視認することが可能だ。
▲「Clear AIM」はリフレッシュレート120以上かつHDRを切ることによって選択できるようになる。文字がグレーになって選択できない場合は、PCの設定やモニターのメニュー内を入念に確認してみよう。
「オーバードライブ」や「Clear AIM」機能のおかげでクリアに標的を視認することができる。特にClear AIMに関してはレベルが3段階用意されており、より残像感のない視認ができるようになるぞ。レベルを上げていくごとに画面が少しづつ暗くなっていくので、自分の好きなレベルを探しながらゲームをプレイするのがよいだろう。普段TVやゲーミングモニターじゃない物を使用している方なら、より効果を体験できること間違いなしだ。
(筆者はレベル1がいつもより、弾が当たる感覚を味わえたのでおすすめだぞ)
また応答速度の速いTNパネルが採用されており「HDMI」「ディスプレイポート」といった全ポートで最大240Hzの高リフレッシュレートでゲーム画面を映し出してくれる。1秒間に240枚の画像が流れるので、FPSなどのシューティングゲームでより力を発揮してくれる。TVのリフレッシュレートが30Hz〜60Hzなので、約4倍〜8倍画像が流れていることになり、一目見るだけで違いが分かるレベルになっているぞ。
ちなみに応答速度は0.4ms(0.0004秒)と、ほぼラグのない異次元の応答の速さを誇っているのも強みの一つだろう。
画面のベゼル(画面の淵)もかなり細くなっており、ギリギリまでゲーム画面を表示してくれている。ゲームのプレイ画面を限界まで表示してくれるので、高い没入感を味わうこともできてしまうのだ。
ディスプレイには、HDMIポートが2箇所とDisplayPortが1箇所用意されている。なので最大3台のゲーム機やPCを同時にセッティングすることができる便利な側面も持ち合わせている。
ゲーマーなら光るものが大好きだろう。もちろん筆者も大好きだ。そんなあなたも満足する仕様がこのモニターには隠されている。画面裏のGigaCrystaの文字を好みの色でライトアップすることができるのだ。虹色や赤、緑やピンクなどが用意されていた。部屋のレイアウトに合わせることができるので、自身のゲーミング部屋をお洒落にしたい方にもおすすめのデザインになっているぞ。
担当者インタビュー
ーー他のGigaCrystaシリーズとの違いを教えていただけますか
担当者:一番の違いはリフレッシュレート。240Hzのラインアップでは、本商品とサイズ違いの27型のみで、特に本商品は、FPSのオフライン大会でよく使われているスペックのモデルになります。また、競技向けのモニターのため、応答速度の速いTNパネルを使っている点も違います。
ーー「オーバードライブ」や「Clear AIM」機能でFPSにどのような好影響が見込まれますか
担当者:残像感の低減が一番の効果です。Clear AIM機能は、リフレッシュレートが高い映像において、ブレを軽減しより明瞭な映像を実現するため、より正確なリコイルコントロールや、インファイトの接敵時の視認性を高めます。
ーー幅広く明るさを調整できると思うのですが、FPSをプレイするためのおすすめ設定などはありますか
担当者:画面モード:FPSに設定いただくことで、各種ゲーム向け機能をFPS向けに一律設定できるのでおすすめです。
ーーケーブルがブルーでコーディネートされていますが、なぜブルーにしようと思ったのでしょうか。
担当者:ブランドのシンボルカラーにブルーを使っているので、筐体デザインやケーブルなどもブルーをアクセントとして使用しました。
ーー読者の方に一言お願いします!
担当者:応答速度や内部遅延低減などプロユース仕様の仕上がりになりながらも、本体リモコンや可動域の広いスタンドなど、国内メーカーならではの使い勝手を考慮したデザインとなっています。ぜひご検討ください!
アクションゲームが好きな方に特におすすめ
ここまでGigaCrystaシリーズの「LCD-GC253U」をみなさんに紹介してきた。
筆者はGigaCrystaシリーズのミドルモデルを愛用しているのだが、ハイエンドモデルとなるとまた違った良さを実感することができた。特にお気に入りだったのが、リモコンのボタン一つで様々なモードに切り替えれる機能だ。これが本当に便利!普段ならモニターの裏に手を入れてボタンを探しながらモードを切り替えていたので、片手かつ超気軽に切り替えられるのが面倒くさがりの筆者の心を強く射抜いてきた。
みなさんも「LCD-GC253U」を購入して、ゲーミングライフを充実させてみてはいかがだろうか。機能性において申し分のないモニターになっていること間違いなしだぞ!
また11/24から始まるAmazonのBlack Fridayで割引価格で購入することができる。この機会を逃す手はないだろう!
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[提供]株式会社アイ・オー・データ機器
(編集・執筆/ゲーム山本/T_T)