PCゲーマーの味方として質の高いデバイスを世に送り続ける「CORSAIR(コルセア)」。今回の記事では、そんなCORSAIRの手がけるキーボード「K70 MAX」とヘッドセット「HS80 MAX WIRELESS」をゲームエイトライターが実際に使用してレビューしていく。11月9日(木)にラピッドトリガーのアップデートされた「K70 MAX」と、SoundID搭載で自分好みの音でゲームをプレイできるようになる「HS80 MAX WIRELESS」の強みを紹介していくぞ。
CORSAIR(コルセア)とは?
「CORSAIR(コルセア)」は、PC関係のパーツやデバイスを開発、販売しているグローバル企業だ。筆者もCORSAIRのデバイスを愛用しており、いつも品質の高さに驚かされている。そんなCORSAIRの一ファンである筆者が今回は、キーボード「K70 MAX」とヘッドセット「HS80 MAX WIRELESS」のレビューをしていくぞ。
外観の質の高さや、性能をみなさんに紹介していくので、ぜひ最後までチェックしてみて欲しい。
メカニカルキーボード「K70 MAX」
質感の高い外観を紹介
まず紹介するのがキーボードの「K70 MAX」だ。まずは外観から触れていこうと思うのだが…梱包のされ方一つとっても質の高さが伝わってくる。CORSAIRのロゴがプリントされた質の高い紙が出迎えてくれる。開封するだけでテンションが上がること間違いなしだろう。細かい部分は改めて紹介していくので、まずは外観をみなさんにお届けしていこうと思う。
そして梱包を解き、いざ本体とご対面!…美しい…マット加工されたキーキャップ、CORSAIRのロゴが記されたデザイン、キーボード上部も派手すぎないデザインになっている。キーボード上部には独特なデザインが施されており、レイアウトとしてもゲーミング環境をワンランク引き上げてくれること間違いなしだろう。
▲キーボード上部に施されている模様だ。従来のCORSAIR製品とは違った雰囲気のデザインになっており、新鮮な気持ちでデバイスを使用できるだろう。
▲キーボード裏面上部には、角度を調整するフットスタンドが格納されている。
付属品には、キーボードの打ちすぎで腕や手首が疲れないようにパームレストも同梱されているではないか!手首や腕への負担が大きく緩和されるので、嬉しい方も多いのではないだろうか。キーボードの下部に差し込むだけで固定できる代物になっているので、お手軽に取り外しできるのも魅力だと言えるだろう。
▲キーボードの板本体より少し出っ張っていて、長時間使用しても疲れにくくなっている。
もちろんライトアップやイルミネーションも搭載されている。好きなように光り方を変更できるので、自分のイメージカラーに設定してプレイ中の気持ちを盛り上げることも可能だ。上部の細かなボタンやCORSAIRのロゴも光輝いており、眺めているだけでも楽しめてしまう。
またPCゲーマーの強い味方も搭載されており、ボタン一つで消音や再生、ボリュームの調整ができてしまう。ゲーム中にも操作でき、動画視聴している時も便利な機能になっている。質感の高い部品で作られており、細かな部分でもデバイスへの作り込みの高さを感じられる。
ぜひ一回製品を手に取ってみて、質感の高さを体験して欲しい!と心の底から思える仕上がりだ。気になる方は家電量販店などゲーミングデバイスを取り扱うお店に足を運んでみてはいかがだろうか。
ストッピングエイム必須のゲームに特化した性能
本製品には2つのアクチュエーションポイントが搭載されており、0.4mm〜3.6mmまで0.1mm刻みで調整できる。キーに少し触れただけで入力がオンになる反応速度重視の設定や、誤操作を起こしにくい底打ちで反応する設定に調整することも可能だ。タイピングした感覚も通常のキーボードとは違い、スコスコした感じやストンと底に落ちていくような押し心地が癖になるぞ。
また本製品は「VALORANT(ヴァロラント)」や「Counter-Strike 2(カウンターストライク2)」といったストッピングエイムが必須になってくるゲームで力を発揮してくれる代物になっている。11月9日(木)にラピッドトリガーのソフトウェアアップデートが実施され、より素早い反応で入力を感知してくれるようになっている。
ちなみにラピッドトリガーとは、各キーのアクチュエーションの距離を動的に調整できる機能だ。簡単に説明するとキーの反応が早くなるゲーマー向けの仕様となっている。
ここでは「Counter-Strike 2」で実際に使用しながら、みなさんに通常のキーボードとどの程度違うのかをお届けしていこうと思う。
まずは上記の動画を確認してみて欲しい。左が一般的なパンタグラフのキーボード、右がラピッドトリガーONの「K70 MAX」のサイドステップだ。一見同じ速度で移動し続けているように見えるが、時間が進むに連れて「K70 MAX」の方が早くなっているのが分かると思う。
またスコープを除いている部分では、壁から飛び出した後に進んだ距離も違ってくる。動画では壁から飛び出す瞬間にキーを離すことを意識しているのだが「K70 MAX」の方が早く停止できているのが確認できる。
壁から飛び出して止まる時、小さく移動して位置の調整をしたい時、動画のようにサイドステップでクリアリングする時などで違いが分かることだろう。
特に普段ゲーミングキーボードを使用していない方は、違いに驚くこと間違いなしだろう。ピタッ!と思い通りに停止できる快感を、ぜひ体験してみてほしい。
▲画像の「iCUE」は、11月9日(木)のものになっている。
キーボードの細かな調整は「iCUE」というアプリで管理できるぞ。ラピッドトリガーのON・OFFはもちろん、キーボードのライトアップのカラー変更、アクチュエーションポイントの変更が可能だ。CORSAIRデバイスを購入した方は「iCUE」をインストールして性能がフルで発揮できるようにしよう。
ラピッドトリガーのON・OFFは、キーボード設定画面にある「キー動作」から行うことが可能だ。動作プリセットの+マークをクリックすると、ラピッドトリガーの文字が確認できる。この設定を忘れずに行うようにしよう。
ヘッドセット「HS80 MAX WIRELESS」
キーボード同様に高級感あふれる外観
続いてヘッドセット「HS80 MAX WIRELESS」も紹介していくぞ。シンプルながら高級感ある質感が印象に残るヘッドセットになっているので、見た目にこだわるゲーマーにもおすすめだ。耳の部分にプリントされているロゴがいい味を出している。
ヘッドセットの裏側には、各種調整ボタンが用意されている。左耳には音量と電源ボタン、右耳にはBluetoothボタンだ。キーボード同様にゲーム中に操作できる便利設計だ。
▲耳あての部分は画像のように90度回転するので、ゲームプレイ中もフィットしてくれる。
そしてゲーマーなら気になるであろうライトアップなのだが、耳とマイク部分が光る仕様になっている。派手すぎず「光るデバイスはちょっと…」と思っている方でも気にすることなく使用できるだろう。今はビカビカに光っているデバイスも多いと思うのだが、こういう何気ない光り方も乙ではないだろうか。
SoundIDで音質の調整が可能
本ヘッドホンは「iCUE」の「SoundID機能」を使用することで、好きな音質に変更できる機能を搭載している。いくつかの質問に答えていくとアプリ側で調整してくれるので、イコライザー設定が苦手な方でもこだわった音質を引き出せるシステムになっている。
▲音質調整中の画面もオシャレにレイアウトされており、設定している時も目で楽しむことができる。
音質の調整中は「ピーピー」や「ピロピロ」といった効果音が再生される。音が聞こえるか聞こえないか、曲を聴いてAとBの音質のどちらが良いかを選択しながら進める調整方法だ。イコライザーの知識に疎い筆者でもお手軽に調整することができたぞ。
実際に調整した音質で「Counter-Strike 2」をプレイしてみたのだが、調整前では聞き取れなかった音を聞き取ることができるように!感動のあまり「おおーっ!」と声を上げてしまうほど分かりやすく音質が変わっていた。短期間で遠くで歩いている足音が聞き取れるほどアップデートされたので、FPSやTPSといった対戦ゲームを好んでプレイしている方は、ぜひ一度体験して欲しい機能だ。
FPS・TPSといったアクション性の高い対戦ゲームを好む方におすすめ!
ここまで「K70 MAX」と「HS80 MAX WIRELESS」をみなさんに紹介してきた。
どちらのデバイスもFPSやTPS向けの性能に仕上がっており、特に「VALORANT」や「Counter-Strike 2」といった素早い反応が求められるゲームで力を発揮してくれると言える。ラピッドトリガーを使いこなすことで、より有利に撃ち合いを進められるようになるので、ぜひアップデートが入ったこの機会に「K70 MAX」を使ってみて欲しい。
「HS80 MAX WIRELESS」と一緒に使用して対戦相手とゲーミング環境の差を付けることで、勝利に近づけるのではないだろうか。ワンランク上のゲーミングキーボードが欲しい方は、選択肢に入れてみるのもよいかもしれない。
またテンキーが付いているので、ゲームをプレイする以外にも仕事や日常使いでも便利な場面が多いと思う。普段ゲームをしない一般的なキーボードを使っている方も、一回購入して使ってみて欲しい。仕事やSNSでのタイピングが劇的に変わること間違いなしだぞ。
(筆者としてはテンキーレスモデルも期待したいところだ)
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(編集・執筆/ゲーム山本/T_T)