数多くのスマホMMOを展開しているアソビモが、希望と罪の交錯するRPG『星彩のメトリア』のクローズドβテストを実施した。公開されているPVでは戦闘や探索の様子も公開されており、公開に向けて気になっている方も多いだろう。今回筆者もCBTに参加することができたので、情報収集しているプレイヤー向けにプレイレポートをお届けさせていただく。
広いフィールドを大冒険！ソロで遊べるMMOっぽいアクションRPG
「星彩のメトリア」というゲームについて、超ざっくりの感想を書くと、「MMOみたいな手触りのする１人用アクションRPG」だ。なんというかあらゆる要素がMMOっぽい味付けなのだが、遊んでみると多数のプレイヤーで協力してゲームをプレイしていくような要素は薄く、基本的にはストーリーを追いながら１人で遊べる内容になっている。
ド直球な物言いをしてしまうと、こってりMMO風の味付けをした原◯という感じだろうか。昔のMMOでは必ず一定数存在した（※個人の意見です）、MMOは好きだけど１人で遊ぶのが一番気楽、みたいな層に刺さりそうなゲームというのが率直な感想だ。
操作はバーチャルパッドで行い、通常攻撃の他に2種類のスキルとEXスキル、また緊急回避などのコマンドもある。EXスキルにはチャージが必要なため連発はできないが、威力も演出も豪華で見ていて楽しい。アクションは派手ながら操作自体は簡単で、対ボスなどでは予備動作などを見て攻撃を避ける必要もあるが、基本的には易しめだ。
また本作は交代制の3人編成パーティとなっていて、いつでも別キャラクターに交代できる。攻撃（武器）の種類はキャラごとに決まっていて、例えば主人公のリオなら剣、頼れる先輩ポジのルーカスなら槍、魔法や弓を使うキャラなどもいて、スキルはもちろん通常攻撃の範囲などもそれぞれ異なっている。
戦闘はエンカウント式ではなくフィールドの探索とシームレスに繋がっているが、MMOのように敵モンスターはこちらから手を出さない限り襲ってくることはない。オート戦闘機能こそないものの、通常攻撃ボタン押しっぱなしでの連続攻撃やターゲットロックといった機能があるため、アクションRPGといっても構える必要はないだろう。またリポップもかなり早く、素材・経験値稼ぎなどもしやすい。
王道物語には個性豊かなキャラクターが多数登場
物語は王都サリアンの陥落後、主人公のリオが見知らぬ草原で目を覚ます……というところから始まる。舞台となるロナティス大陸はかつて天から落ちてきた「9つの大罪」によってなんだか大変なことになったらしく、それを救ったのがアステの戦士と呼ばれる12人の戦士らしい。主人公のリオはそのアステの戦士たちの志を継いだ組織、アステ騎士……の見習いだ。
いや9つの大罪ってなんやねん、そこは7つやろ！みたいな気もするが、まあ元ネタであろう7つの大罪は大工の息子が死者蘇生したりする世界線での話なので、そういったものが存在しないファンタジー世界的にはむしろ7つである必然性の方がないと言えばそうなのかも……。まあともかく、この9つの大罪と戦い、喪われた王都サリアンを目指し、お姫様を救う、というのが大筋の流れだ。
よく言えば王道、言葉を選ばずに言えばベッタベタに手垢の付きまくった展開だが、その分キャラや世界観の魅力が活きやすい舞台でもある。さて、というわけで！ここで、イカしたヒーローズジャーニーに同行してくれるイカしたメンバーたちを紹介するぜ！
まずは主人公、本人も知らない秘密とかが色々ありそうな気配が漂っているアステ騎士見習い「リオ」！
続いて彼の先輩であり、頼れる兄貴分みたいな雰囲気と、言動の端々にエリート風をビュンビュン吹かせているアステ騎士「ルーカス」！
属性で言うなら絶対ツンデレだが、今のところツンを濾して煮詰めたみたいな言動しかしてない亜人娘「アル」！ヒュー！虎耳！ヒュー！
心優しき正統派ヒロインという装いだが、時々影のある表情を見せたりもする、「えっ、急にそんな事言われても！」ってなる「ルナリア」！
隠しきれない古強者感！男やもめに娘を育てる、やたらとダンディな色気を飛ばすルナリアのパパ「ベギウス」！以上だ！
嘘です、以上ではないです。ここで紹介したのはあくまでチュートリアル的な最序盤クリアまでに登場するメンバーのみで、物語には敵も味方も、魅力的なキャラクターたちは他にもまだまだ登場する。
「星彩のメトリア」のキャラはガチャで入手できるようになっており、ストーリー上ではまだ登場していないキャラでも、操作キャラとして探索や戦闘で使うことが可能。キャラごとに属性が設定されており、得意属性ならばダメージも伸びやすいため、様々なキャラを使っていく必要もありそうだ。
ゲームの課金要素はこのキャラクターと、各キャラに装備できるタロットがあり、各キャラ4枚までこのタロットを装備することでステータスを底上げしたり、追加の特殊効果を得たりできるようになっている。
また広大なフィールドを自由に探索して素材の収集や敵モンスターと戦うことができるようになっており、野草やキノコといったフィールドに落ちているタイプのものから、魚を釣り上げたり、木を切り倒して木材を得たりすることもできる。ちなみこのオノ、モンスター相手に振れば普通にダメージを与えることもできる。こういうちょっとしたポイント、嫌いじゃないよ。
収集した素材は、武器や装備、料理といったアイテムのクラフトに使用することが可能で、これはストーリーをある程度進めることで開放される拠点の中で可能だ。逆に言うとここでしかできないのだが、この拠点にはいつでもワープして移動できる。
拠点にある設備自体を強化していくのにも素材が必要になるため、例えばより強力な武器・防具が欲しければ、まずは鍛冶屋施設を強化していく必要があったりする。
ここで制作した装備は編成キャラ全体に効果を及ぼすため、パーティ強化を進めるためには重要なポイント。アイテムの品質はランダムで決まるため、より強力なアイテムを目指すなら何度もトライする必要もあるだろう。
また、フィールド上にはNPCキャラクターも登場し、多数のサブクエストを受注することもできる。アカウント自体のユーザーレベルを上げるにはこのサブクエをこなしていくのが一番効率がよく、素材収集がてらこうしたクエストも探していく必要がある。中には何やら重要っぽいキャラクターが依頼をしてくることも……。
とまあ、駆け足ではあったのだが、ここまで筆者がプレイした内容をダイジェストでお伝えしてきた。画像で見てもらった通り、フィールドやキャラクターモデルはしっかり作られている。アクションの難易度は高くないため、フィールドを歩き回って調べまくるのが大好き！という探索指向の方におすすめのタイトルだ。ここでご紹介できたのは大まかな要素までであるため、気になった方はぜひ正式リリースを楽しみにお待ちいただきたい。
星彩のメトリアについて
（編集・執筆／ena）
