3月某日、「インテル入ってる」でお馴染み、インテル株式会社の技術本部部長工学博士の安生健一朗氏とゲームエイトライターが最新PCの試遊会、PCについての思いをぶつけ合った座談会が行われた。この記事では、そんな試遊会と座談会の様子や、実際にPCに触れてみての感想、そしてプレゼントCPと盛りだくさんの内容でお届けしていく。気になる方はぜひチェックしてみて欲しい。
インテル x ゲームエイトのPC試遊会&座談会を開催!
冬の寒さが和らいできた3月の某日。花粉も飛び交い、くしゃみや目の痒みが止まらなくなり、憂鬱な日々を過ごしていた中、筆者は都内千代田区にあるインテルのオフィスに訪れていた。
なぜインテルを訪れたかというと、最近販売された3機種のPCの試遊会と、技術本部部長工学博士の安生健一朗氏とゲームエイトライターが語り合う機会を設けてくれたのだ!我らゲーマーには欠かせないPCの欠かせないパーツを作っている企業との座談会ということで、緊張しながらオフィスの門を叩いてきた。
『崩壊:スターレイル』を試遊した感想や、それぞれの違いについてもお届けしていく。また、PCへの印象が覆る話を聞くこともできたので、PC購入の参考にしてみてほしい。
今回の参加者
安生健一朗氏(以下、安生氏):インテル株式会社でPC向けCPU製品の担当で、日本技術の責任者を務めている安生健一朗です。基本的にPCメーカーさんの支援をしています。現在は、PCを出せば売れる時代は終わったので、ユーザーさんに使い方や選び方、楽しみ方をご提案したり、ご説明する仕事もしています。
▲手前がゲーム山本、奥がねむ。
ゲーム山本:ゲームエイトで取材やインタビューをメインに記事を作っているゲーム山本です。2年ほど前にPCを購入するまでは、スマホゲームをメインにゲームをプレイしていたのですが、今ではどっぷりとPCゲームにハマっています。好きなゲームジャンルはFPSやアクション、シューティングゲームです。
ねむ:ゲームエイトで攻略記事を作成しているライターのねむです。幼少期からゲームが大好きで、好きが高じて気がつけばゲームの攻略ライターになっていました。PCゲーム歴は10年ほどで、好きなゲームジャンルはアクションRPGやFPS、MOBAです。
実際に3種類のPCで『崩壊:スターレイル』をプレイ!三者三様の特徴に驚きを隠せない試遊会に!
▲今回紹介していただいた3種類のPC。左から。
今回用意していただいたPCは、「LG gram」「Dynabook R9」「MSI Claw A1M」の3種類。見た目からもわかるように、どのPCも際立った個性を持っており、三者三様の顔を見せてくれている。今回は実際にゲームエイトライターが『崩壊:スターレイル』をプレイしてみての感想や、各々のPCの特徴、おすすめポイントをみなさんにお届けしていく。試遊会では『崩壊:スターレイル』の美しいグラフィックを最大限楽しむために、画質設定を「最高画質」にしていることを頭に入れて見てみてほしい。
MSI Claw A1M
小さなボディからは想像できないパワフルなゲーム体験を提供してくれる「MSI Claw A1M」。ゲームに特化しているPCに仕上がっており、まるで一昔前に流行したゲーム機を彷彿とさせる形状に、テンションが上がる方も多いのではないだろうか。Thunderbolt 4ポートから、HDMIケーブルなどでつなげば外付けモニターやテレビなどに映像を映せるので「大画面でプレイしたい!」「簡単にゲーム画面を配信に映したい!」といったわがままな要望も叶えてくれる。
ポータブルゲーミングPCの弱点と言われていた排熱性能も背面がメッシュ状になっているので、『崩壊:スターレイル』をプレイしていても全く熱が篭らない。今回の試遊会では大型ディスプレイにゲーム画面を投影しながら、大体20分ほどプレイさせていただいたのだが、それでも全くと言って良いほど熱くならない。「熱くならないということはファンの音が凄いのでは?」と思われる方もいると思うのだが、静音性も抜群に良く、小さな動作音のみだった。
ゲーム特化ということもあり、美しいグラフィックやゲームの起動速度が爆速、スティックも硬すぎず柔らかすぎず心地よく傾けることができ、まるでコントローラーを使っているような感覚で操作できるうえ、最高設定でも安定してフレームレートが50〜60を叩き出している。アプリだけではなくSteamで販売されているゲームも起動できるので、FPSやTPSなどの本格シューティングやインディーゲームをプレイすることも可能だ。小さくて持ち運びが楽なので、通勤や通学の移動時間が長い方のお供としても存在感を示してくれるはずだ。
また、タッチパネルも搭載されており、直感的な操作もできるのも魅力の一つだ。大まかな操作はタッチ操作、繊細な操作が必要な場合はボタン操作と、使い分けたりするのも面白いだろう。
ゲーム山本のおすすめポイント:何と言っても手軽に本格的なゲームを楽しめる点が魅力だと思います。寝っ転がったり、通勤通学の時、仕事中の息抜きなど、ゲーマにとって夢の時間を提供してくれるPCだと感じました。寝落ちギリギリまでゲームをプレイできるのもゲーマーポイントが高いですね(笑)排熱性能もしっかりしており、本体が熱くならないので、長時間ゲームをプレイする方も問題ないかと!
ねむのおすすめポイント:「MSI Claw A1M」の魅力はスマホとパソコンの良いとこどりをしている点だと思います。スマホのような携帯性で持ち運びに優れ、パソコンレベルの画質と通信速度でお家時間はもちろん、外出中のゲームライフを1段階上げてくれるはず…。今までのゲーム体験だけではなく、新しい体験を求めている方におすすめですね!
LG gram
17.0インチという大画面ながら、圧倒的軽量化に成功している「LG gram」。LGと聞くと、美しいグラフィックが強みのモニターを思い浮かべる方も多いと思うのだが、もちろん「LG gram」のモニターでも同じように圧倒的グラフィックを楽しむことが可能だ。美しいグラフィックと大画面の相乗効果で、ゲームや作業により集中できる一台に仕上がっていると言えるだろう。
「大画面は魅力的だけど、持ち運びが大変そう…」と思ったそこのあなた、安心してください。先ほど記述した通り極限まで軽量化されており、大きなボディながら1.4kgと考えられないほど軽い仕上がりになっているのだ。参考までに、通常のノートPCやゲーミングノートPCの平均的な重量は約2〜3kgほど。大体半分くらいの重さと想像してもらえれば、どのくらい軽いか想像できると思う。
今回の試遊に使用した『崩壊:スターレイル』も大画面のおかげで、高い没入感を感じながら遊ぶことができた。戦闘中のアニメーションが発動しても、一切カクつくことなくスムーズに動いてくれて、こちらも最高設定でもフレームレートがほぼ60に張り付いてくれる。想像以上にぬるぬる動いてくれるので、ゲームプレイに集中することができ、疲れを感じさせない環境を提供してくれた。
大画面なので資料作りや事務的な作業にも向いており、就活生の強い味方になってくれるはずだ。また、複数のソフトを同時に立ち上げても問題なく動作するので、配信者を目指している方が購入する1台目のPCとしてもおすすめと言える。「持ち運べる」PCで動画編集や配信ができてしまうのも魅力の一つだろう。
ゲーム山本のおすすめポイント:「LG gram」は大画面でゲームを楽しめるにも関わらず、圧倒的軽さが印象的なPCです。初めて持たせていただいた時、あまりの軽さに「綿みたいだ!」と突拍子のないこと口にしてしまうほどの衝撃でした(笑)少し大きなカバンを用意すれば手軽に持ち運べるので、仕事での資料作成や学生さんの授業にも活用できるPCだと思います!
ねむのおすすめポイント:多くのゲームでアニメーション演出が増えてきましたが、せっかくなら大画面で楽しみたい!と思ったことはありませんか?そんな願いを叶えてくれるのが「LG gram」です。大画面かつ美麗なグラフィックで、ゲームを遊んでいる時の感動や楽しさを何倍にも増幅してくれます。
Dynabook R9
ノートPCとは思えない臨場感のある体験を届けてくれる「Dynabook R9」。高音用の2スピーカー(ツイーター)がキーボードの両サイド、低音用の2スピーカー(ウーファー)が底面に搭載されており、臨場感のある音を楽しめるPCに仕上げられている。美しいグラフィックとの相乗効果で高い没入感を体験でき、もちろん最高設定時のフレームレートも60張り付きなので快適にゲームをプレイできるのも魅力だ。
標準装備でメモリが32GBと大容量で、複数のソフトを同時に起動しても難なく動くので、動画制作や配信活動にも活用できる。昨今の最新PCゲームは、メモリの推奨が32GBになりつつあるので、ゲーマーも安心して使えるのも嬉しい点だ。
もちろん『崩壊:スターレイル』のアニメーションが発生しても、美しいグラフィックでぬるぬる動いてくれるので、音や音楽に力を入れているゲームをプレイする時におすすめの逸品になっている。さらに、バッテリー駆動時間が最大11時間と長いのも特徴だ。高いパフォーマンスを維持しながら長時間使用できるので、1日くらいなら充電しなくても問題なく乗り切ることもできるだろう。
圧倒的音質や美しいグラフィックに加え、充電なしで動く連続稼働時間の長さのバランスが最も取れているPCだ。高いパフォーマンスを求めている方、充電器いらずの生活を送りたい方におすすめできるPCだ。現在人気の14インチというちょうど良いサイズ感で、持ち運びしやすくて軽くてパワフルに全てをこなしてくれるという特徴を持っていることも覚えておいてほしい。
ゲーム山本のおすすめポイント:今までノートPCの音を聞くと、スピーカーの性能に不満を感じることが多かったのですが「Dynabook R9」の音には驚かされました。4つのスピーカーのおかけで、今回の試遊会で使用した会議室の隅々まで音が響き渡っていたのが印象に残っています。グラフィックも綺麗なので、音にこだわりを持っている方におすすめのPCですね!
ねむのおすすめポイント:「Dynabook R9」の魅力は持ち運びやすいサイズ感と重量、そして音質です。驚くほど軽量なため通勤や通学で持ち運びやすく、ハイクオリティな音質でゲーム体験を濃密にしてくれます。ゲーム山本さんと同じになりますが、音にこだわりを持っている方におすすめできる一台だと僕も思いますね!
自分の意思で選ぶPCが一番!「相棒を探す楽しみ」がPC選びのキーワード
安生氏:今回試遊会で使用した3機種は、比較的役割がはっきりしており、購入しやすいものだと思います。中学生や高校生だと親御さんに買ってもらうことが多いと思うのですが、プログラミングの勉強や就職活動でゲーミングPCがほしいと言っても躊躇されてしまうと思うのですが、日常生活でも違和感なく使えます。
「MSI Claw A1M」は持ち運びできるゲーミングPCですが、「LG gram」「Dynabook R9」は履歴書作りや社会に出た時にプレゼンなどでも使えるので、仕事でも活躍してくれる魅力もありますね。もちろん「MSI Claw A1M」も、どこでもゲームを楽しめるといった唯一無二の魅力がありますね。
ゲーム山本:確かにゲームプレイさせていただいている時から、使用用途がはっきりしていて購入しやすいイメージを受けました。僕はどこでも手軽に遊びたいなら「MSI Claw A1M」、大画面でゲームや作業をしたいなら「LG gram」、音にこだわりを持ちたいのなら「Dynabook R9」といった印象ですね。
安生氏:僕はゲームをするためだけに、PCを購入するのは勿体無いと思っています。世界中のユーザーは、コンテンツを消費する人とコンテンツを生み出す人の2パターンあると考えており、コンテンツを楽しむ行為はスマホで全て出来てしまうんです。楽しむ側から、コンテンツを生み出す側の『挑戦券』を与えてくれるのがPCだと考えています。実はコンテンツを生み出す側の方が楽しくて、プログラミングやWebサイト、CGも作れるようになるので夢が広がるデバイスなんです。
ねむ:プログラミングやCGはもちろんですが、スマホアプリも基本的にPCで作られていますよね。スマホでプレイできるけど、スマホ用のゲームでもPCの方が快適に遊べることが多い気がします。
安生氏:ゲームを作ってる人はハイエンドPCを使っているので、おのずとPCの方が快適になりますよね。よりよいコンテンツやゲームを作りたいなら、高校生の頃からPCを持って色々なコンテンツに触れてみるのがよいと思います。
ゲーム山本:高校生や大学生の時点でPCを持っていたら、将来的にチャレンジできる範囲を増やせるイメージです。若い頃から触れていることで、可能性の幅を広げてくれるのが素敵ですね。
安生氏:僕はPCに宝箱やドラえもんの四次元ポケットみたいなイメージを持っています(笑)同じPCを使っていても、使う人の感覚によって変わってくるので、やりたいことに合わせて中身をカスタマイズすることで、自分だけのオリジナルPCになっていきます。
例えば、CGを作りたいならソフトを入れて、YouTubeの解説動画を見ながら、お手軽にチャレンジすることができます。もちろんWebサイトを見たり、動画を楽しむこともできるので、ヘビーからライトな使い方まで幅広い使い方ができるのが魅力ですね。
ねむ:僕は情報系の大学に通っていたので、少し分かる気がします。自分のPCの中身を見ると安心するというか、実家に帰ってきたみたいな感覚になります(笑)同じPCでも自分だけの城にする…ロマンの塊だと思います!
安生氏:現在も小さなきっかけから凄いコンテンツが生み出されているので、若い方がPCに触ると世界が広がってチャレンジする機会が生まれると思います。覚えも早いし、働く前だったら時間もありますし、時間を何に使うかで人生が豊かになると考えています。ゲームプレイしてeスポーツ選手になる道も良いと思いますが、ゲームから派生するコンテンツにも目を向けて欲しいです。
例えば、配信やイベント企画、ゲームデザインなどに関わる将来もあると思います。PCに触ることで将来の飯の種になると思うので、何を目指すにしてもPCのスキルを持っていた方が良いですかね。
ゲーム山本:僕も情報処理系の高校を卒業しているので、高校生の頃にPCに触れていなかったら今の自分はなかったと思いますし、軽くでも持っていた知識が社会に出て役に立ちましたね。
安生氏:一回触れておけば応用が利くと思うので、コンテンツを作る過程を知ることが重要です。コンテンツを作るためには、本格的なPCじゃないと出来ないことも多くあるので、一回体験してみて欲しいと思います。
ねむ:僕も素晴らしいものに触れたり、コンテンツが作られる過程を知ることで、PCに興味を持つことができました。スマホゲームをプレイしていて「どうやって作られているんだろう?」と疑問を持ったことで自分から動きましたね。
安生氏:今回紹介したPCは何でもやれるので、PC本来の楽しみ方や醍醐味を味わえると思います。ゲームはもちろん資料も作れますし、大学や会社のプレゼンでも使用することができます。そういう意味でスマホはコンテンツ消費のためのデバイス、PCはコンテンツを生み出すものという位置づけがはっきりしていると思います。同じ値段でスマホを買い換えるのも良いと思いますが、PCの価値もすごく高いことを知っていて欲しいです。
ゲーム山本:僕も2年前にPCを購入してから、生活の幅がかなり広がったと感じます。ちょっとした調べ物はスマホで解決して、ゲームや資料作り、集中して作業したい時はPCといった住み分けをしています。PCを購入しなかったら、今でもスマホで全て今でもスマホに頼り切りだったと思います。
安生氏:現在のユーザーさんは、感覚が逆の場合が多いと感じています。一番最初に触るデバイスがスマホだと思うので、スマホがメインの方が多いイメージです。
ゲーム山本:今は4歳や5歳ぐらいのお子さんでもスマホを持っていますね。親のスマホでゲームをしているお子さんを見かけることが多くなりました。
安生氏:街中で多く見かけますね。PCがスマホの代わりになるのではなく、PCで出来ることはスマホで出来ることと同じではないことを知ってもらいたいです。違いを知らずに人生を歩んでいくと、損することも出てきてしまうと思います。
ねむ:それで言うとPCは、コンテンツを遊ぶその先があると感じます。プレイしていたスマホゲームがスマホでは作れないと知って、調べてみたら絶対にPCが関わってくることを知りました。なので、興味を持ってスマホゲームを作るというステップに進む時に、PCを持っていた方が便利だと思います。
安生氏:確かにプログラミングやCGを作る時など、なにかを作ってみようと思った時にあると便利ですね。現在は昔と違ってノーコードでゲームを作れるので、すごく良い時代に移り変わってきています。
ゲーム山本:学生時代にテトリスを作れと言われて、めちゃくちゃ長いコードを書かされました(笑)C言語でひたすら長いコードを書いて、うまく出力されなかった時は絶望しましたね…。
安生氏:現在は高度なツールがあって、YouTubeを見たら全部教えてくれる時代になっています。誰でも作るチャンスがあるし、やりたいと思うか思わないかの差で変わってくると思います。
昔のように学校の勉強をしていたら、一生食える時代では無くなってきているので、生きる術を身につけないといけない時代になっていると感じています。その中で、やりたいことをやった方が幸せではないでしょうか?ゲームをプレイして記事を書くことも幸せなことだと思いますよ!
ゲーム山本:確かに好きなことを仕事にしているので幸せですね(笑)今後も昔では考えられない生き方がどんどん出てきていると思いますし、これからも増えていくと思います。
安生氏:僕はやりたいことに積極的に挑戦してみれば良いと思っています。十代二十代はやりたいことがいっぱいあって「時間がいくらあっても足りないぞ!」みたいな(笑)若者らしい人生を送ってほしいと勝手に思っています。
もちろんPCが全てではないですが、やりたいことのヒントやきっかけを見つけられる可能性を広げてくれるデバイスだと考えています。
ゲーム山本:僕も高校生の時に触っていてよかったと思います。Webには知らない世界が広がっていて、授業中もサボって夢中で自分の興味のあるものを調べていたのを覚えています。そこから、今の自分が出来たと思っていますね。
安生氏:Windowsは、メーカーが沢山あって選びにくいと思います。しかし、色やデザインを選ぶ権利があるので、ライフスタイルに合うものを探してみて欲しいですね。例えば、持った時の重いや軽いといった感覚は人によって違います。良いと思う方はそれで良いですし、重いと感じる方はもっと軽いモデルを選べば解決します。
PCも自分の意見をもとに選ぶことがすごく重要だと思っており、最終的に自分の意思で選んだものは一番相性の良い『相棒』なんです。形や重さ、性能などを含めてベストだと思うものを使ったら心地良いと思います。なので僕はいっぱい買って試しています(笑)
ゲーム山本:心地良いものを使っていると、活力が湧いてきたりしますよね!僕も色々試してみて自分に合うPCを探そうと思いました。
安生氏:用意されたバリエーションの中から、考えて選ぶことが重要なプロセスです。洋服を購入する時でも、色や形、素材などを考えると思います。PCも洋服と同じで毎日使うものなので、考えて選んだ方が愛着を持って長く使うことができますよね。
ねむ:めちゃくちゃ素敵な考え方だと思いました!自分らしさが詰まっていて愛着が湧いてくる…僕も自分らしさを全面に出してものを選んだり、仕事に取り組んでいきたいです。
安生氏:画面や音が高品質なものが良いとか、ゲームを作りたいとか、人によってこだわりは様々です。バリエーションの中から自分に合う『相棒』があると思うので、色々見て触れて欲しいです。僕はスペックだけでPCを選ぶのは勿体無いと思っていて、合う合わない、やりたいことで選ぶのが大事だと思います。
ゲーム山本:先日友人がPCを組んでいたんですが、めちゃくちゃこだわってました。例えば、ピラーレスのケースが良いとか、CPUクーラーは簡易水冷にして光らせるとか。最後は納得して嬉しそうにしていましたね(笑)
安生氏:それが本来のPCを楽しむことだと思います!見た目にこだわってインテリア代わりにしたり、友達に見せびらかしたりするのもすごく良いと思います。好きなことをやるのだから、好きにやったら良いと思いますし、気を遣う必要は全くないので、気持ちを解放して自分だけの色を出して欲しいです。解放した人の方が輝いているし、一人一人の個性が絶対あると思うので、PCにもその考えが当てはまると思います。
ゲーム山本:現在はPCも色々な種類が出て、星の数ほどありますからね。自分の個性や用途にあったPCなら一層輝いて見えるはず!
安生氏:僕はスマホもPCも一緒だと思っています。例えば、簡単なパズルゲームやカジュアルゲームならスマホで良いですし、『崩壊:スターレイル』のようなクオリティの高いゲームをやるのであれば、PCでプレイしても面白いと思います。
ねむ:確かにパズルゲームやカジュアルゲームは、気軽にプレイしたい時に起動するので、スマホの方が向いていると思います。逆にクオリティの高いゲームは、腰を据えてプレイしたい気持ちがあるので、PCが向いているかもしれませんね。今のゲームはどんどんクオリティが上がってきているので、『崩壊:スターレイル』に並ぶものもどんどん出てくるのではないでしょうか。
安生氏:今回の試遊会のために初めて『崩壊:スターレイル』をプレイしたのですが、想像以上に綺麗なグラフィックに仕上がっていて驚きました。
ゲーム山本:特にアニメーションはかなり作り込まれていますよね。今回PCでプレイさせてもらって、改めてグラフィックの良さを実感することができました。
安生氏:最近はPCも複数持ちの方が増えてます。例えば、家ではゴリゴリのハイエンドPCでプレイするけど、外に出た時のオプションでノートPCを持っている方も多い印象です。
ねむ:僕も家ではゴリゴリのハイエンドPCでプレイします。外だとスマホで良いと思っていたのですが、お話を聞いていてモバイルPCを買いたくなってきました(笑)
ゲーム山本:少し重い印象があって持ち運びたくないという考えがあったのですが、実際に持ってみたら全然持ち運べますね。
安生氏:今回紹介したPCはUSB-Cを使うことができるので、専用の充電器を別途持ち運ばなくて良い利点もあります。一つの充電器で全てのデバイスを充電できる時代になってきて、便利だなと思うことも多くなりました。
ゲーム山本:本当に時代の進化は目まぐるしいですね。便利になるのは嬉しいのですが、使いこなせるか不安になってきます…。
一同:(笑)
公式グッズのプレゼント企画も開催!
そして今回は試遊会&座談会の実施を記念して、Dynabookからは「ぱらちゃんメモ帳」(10名様)、LGからは「LG gram オリジナルPCポーチ・PCスタンドセット」(10名様)、MSIからは「Titan Gamingバックパック」(3名様)を提供してもらうことができた。本プレゼントCPは、取材部(@game8_interview)とインテル(@IntelJapan)のXアカウントをフォローして、該当ポストをリポストしていただくことで応募できるぞ。また、アンケートに答えると追加で1回、応募できるチャンスがあるので、詳細は下記リンクをチェックしてみてほしい。
この春を機会にPCデビューしてみては?
ここまで安生氏とゲームエイトライターの座談会と試遊会の様子、プレゼントCPについてお届けしてきた。
試遊会では現代のPCの凄さ、座談会ではPCに対しての考えが覆る話を聞くことができ、PCについてもっと知りたいと思った読者の方も多いのではないだろうか。今までPCに触ったことのない方はもちろん、日頃からPCでゲームや仕事で触れている方も、ぜひ一度店舗に立ち寄って触れて見て欲しい。あっ!と驚く発見があるかもしれないぞ。
ゲームをするためだけにPCを買うのではなく、自分の個性やコンテンツを作り出す観点などから、PCを選んでみるのも面白い。例えば、通勤通学中の時間で本格的なゲームをプレイしたいという方は「MSI Claw A1M」などのポータブルゲーミングPCを選ぶのもよし、現在就活をしている学生や新社会人の方なら「LG gram」「Dynabook R9」などといった、どの場面でも使用できるPCをチョイスするのも良いだろう。
今年の春は、新生活に向けてスマホを買い替えるのも良いと思うのだが、グッと我慢して自分だけの『相棒』を探してみてはどうだろう。
安生氏からのメッセージ
安生氏:このような話をスマホユーザーさん、特に若い人に聞いてもらったり、見てもらう場をいただいてありがとうございます。ゲームのトピックでメディアに出たりしますが、PCゲームに興味がある人たちにしか届いていないと感じていたので、スマホユーザーさんに少しでも興味を持っていただければ嬉しいです。ぜひPCを選ぶ楽しみ方を知ってください!
『インテル株式会社』の概要
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[取材協力:インテル株式会社]
(編集・執筆/ゲーム山本 / ねむ)