2025年3月27日正式リリース予定の『魔法少女まどか☆マギカ』を原作とする新作スマートフォン向けアプリ『魔法少女まどか☆マギカ Magia Exedra(まどドラ)』。原作ファン必見のストーリーやアニメーション、奥深いコマンドバトルを楽しめるゲームになっている。そんな本作の先行プレイ会にゲームエイトライターが参加してきたので、まどマギファンはもちろん、全く知らない方でも分かりやすく本作の情報をお届けしていこうと思う。
※記事内容は開発段階のものです。正式版と内容が異なる場合があります。
『魔法少女まどか☆マギカ Magia Exedra(まどドラ)』とは?
『魔法少女まどか☆マギカ Magia Exedra』とは、アニプレックスが企画・配信、ポケラボとf4samuraiが開発を手掛ける3DコマンドRPGだ。開発会社のf4samuraiは過去に『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』も手がけており、本作にもマギアレコードに登場したキャラたちの姿も確認できた。
本作は記憶をなくした魔法少女「ナマエ」、そしてあの「キュゥべえ」とほぼ同じ見た目の「A-Q」を中心としたストーリーが展開されていく。ナマエが記憶を取り戻す手がかりとして、歴代魔法少女の物語を追体験していくことになる。
▲今作の主人公であるナマエは、自分が魔法少女であるという記憶以外をすべて失ってしまっている。感情もほとんどないに等しい状態だ。
▲A-Qとナマエが初めて出会うのは、ナマエが迷った果てに辿り着いた灯台劇場。A-Qはまどマギファンにとっては信用しづらい風貌だが、その真相は一体…。
追体験の中では、まどマギファンが思わず唸ってしまう演出が散りばめられていた。今回のレポートではネタバレ防止のために詳細は深く紹介していないので、ぜひサービス開始を楽しみに待っていてほしい。
では、早速今回の先行プレイ会で実際にプレイしてみた感想をみなさんにお届けしていくぞ!
原作ファンも舌を巻く!追体験ストーリーで「まどマギ」を振り返る
「記憶の窓」で歴代魔法少女の記憶を追体験
本作では、ナマエが記憶の窓で歴代の魔法少女の記憶を追体験していくのがストーリーの根幹となる。今回の先行体験では、TVアニメ「魔法少女 まどか☆マギカ」の序盤をメインクエストで体験できた。先行プレイ会当日に体験内容を伝えられたので、まどマギファンの筆者は序盤からテンションMAXだったぞ!
「記憶の窓」内では「魔女結界」を探索することになり、その中に落ちている「記憶の光」を拾い集めることで過去の出来事を垣間見ることができる。そういった魔法少女の記憶からナマエが記憶と感情を少しずつ取り戻していく…というのがストーリーの主な流れだ。
すでにまどマギを履修済みの方はご存知だろうが、魔女結界の中は決して安全ではない。ナマエの歩みを阻む使い魔たちに道を阻まれることもある。しかし、使い魔たちとの戦闘では歴代の魔法少女たちが「キオク」として力を貸してくれるので、心強いサポートを受けながら進めるだろう。
▲記憶の窓は複数のクエストで構成されており、使い魔と戦うクエストや、魔女結界の内部を探索するクエスト、ストーリーのみのクエストが存在する。
▲魔女結界の中で入手した魔法少女の記憶は、クエスト終了時にすぐに観れるのだが、後から確認することもできる。ゲームプレイに集中したい方でも、後からまとめて見れる機能だ。
▲魔女結界の最後には強力なボスが登場する。ボスを倒すと魔女結界はクリアとなり、メインストーリーも進展していく。
▲物語や記憶を振り返りたい時は「光の間」に行ってみるのもよいだろう。「記憶の窓」で集めた魔法少女の記憶などを再び確認できる。
原作ファン歓喜のストーリー!当時の思い出が鮮明に蘇る
ストーリーの展開についても軽く触れていこうと思う。本作のストーリー内容は、基本的に原作に沿った流れで展開されていく。上記の画像も見覚えのある方が多いと思うのだが、ゲームを進めていくと懐かしいシーンがどんどん流れてきて当時の記憶が鮮明に蘇ってくる。
筆者はプレイ中に「あー!懐かしい!」「こんなシーンあったなぁ…」「このあとこうなるんだっけ?」と声を上げてしまった。学生時代に何度も見直していたアニメなので、ここまで再現してくれるのはファンとしてありがたいの一言だ…!
筆者が特に笑ってしまったのがこのシーン!早乙女先生が目玉焼きの焼き加減について熱弁している姿を見て、ついつい頬が緩んでしまった。ファンにとって印象深いシーンが細かく作り込まれており、アニメの雰囲気を残しつつLive2Dアニメーションにしっかりと落とし込まれていた。
また本作は一部ストーリーがフルボイス化されているので、声優陣の演技にも注目してプレイするのも面白いだろう。みなさんも早乙女先生の迫真の目玉焼きの語りを聞いてみて欲しい。絶対笑うこと間違いなしのシーンになっているぞ。
▲「鹿目まどか」が「暁美ほむら」に話しかけるシーンが一人称視点になっており、ゲームならではの没入感がある演出になっていた。まるで自分が暁美ほむらに話しかけているかのような感覚を味わえたので、他にも似たような特別演出がないか確認しながらゲームを進めるのも面白いぞ。
6種類の役割を持った魔法少女たちが登場!適材適所な編成が攻略のカギ
先ほど紹介したように本作に登場する魔法少女たちは、キオクとして主人公ナマエに力を貸してくれる。最大で5人の魔法少女を編成でき、なんと同名の魔法少女を同時に編成することも可能なのだ!(あくまでキオクだからだろうか?)
「同じキャラクターを同時に編成するのはちょっと…」とこだわってプレイしたいユーザーの方は、オプションから同名の魔法少女を編成できないように設定可能なので安心して欲しい。
編成の自由度が高いので、好きなキャラクターを優先して編成したいところだがそうは問屋が卸さない。魔法少女たちには属性と役割(ロール)が存在し、役割に応じて性能が大きく変わっていくからだ。
本作には攻撃が得意なアタッカーや、仲間を守ることに特化しているディフェンダーなど全6種類の役割があるので、挑戦するクエストの難易度や、敵の性能に応じて適切な編成をすることが重要になる。魔法少女ごとのシナジーを考慮しながら繊細に調整しつつ、より洗練されたパーティへと昇華させていくことも本作の魅力の一つといえるだろう。
全6種の役割を簡単に紹介!豊富な役割で幅広い戦闘を楽しめる
戦闘は魔法少女ごとにしっかりと役割分担がされており、コマンドバトル初心者でも分かりやすく整理されている。その上で必殺技やスキルのタイミングを考える奥深さも感じとれた。
またゲームを進めていくと、原作の要素を取り入れた「プレイヤーに絶望を与える」強敵も登場するとのこと。今回の先行体験では味わえなかったのだが、どんな強敵が出現するのか非常に期待できそうだ。
▲ブレイカーは敵をブレイクすることに特化している。ブレイクすると敵の行動順が大きく遅延し、味方が与えるダメージが大幅に増えるので、攻守共に柱になってくる役割といえる。
▲アタッカーは敵に効率よくダメージを与えられる攻撃役だ。ブレイカーで敵をブレイクして、アタッカーで大ダメージを狙う戦術が基本になるだろう。
▲デバッファーはその名の通り敵に対して様々なデバフを付与できる妨害役だ。じわじわとダメージを与える状態異常付与や敵の防御力を下げて味方を援護するのが理想だろう。
▲バッファーは味方の攻撃力やクリティカル率を上げながら戦う支援役だ。アタッカーを強化してブレイクした時に、より高いダメージを狙えるようにするのがポイントだ。
▲ディフェンダーはタンクといえる役割だ。味方を守ることに特化しており、バリアや被ダメージ減少で味方が受けるダメージそのものを減らせるのが特徴だ。
▲ヒーラーはHPを回復して味方を守る回復役だ。ダメージが大きい高難易度では、ディフェンダーと同じく重要な役割となるだろう。
ブレイカーはどの戦闘でも重要!筆者おすすめの戦い方を紹介
どの役割も戦闘を進めていく上では重要になるのだが、敵をブレイクしてダメージの上昇と行動の妨害を狙えるブレイカーは特に戦術的な重要度が高そうだ。とはいえブレイカーを優先しすぎると火力や耐久力が足りなくなってくるので、その辺りの塩梅を上手く見極めつつパーティを組んでいくのがおすすめだ。
筆者の感覚としては、最低1人はブレイカーを入れておくことで、戦闘に勝利しやすくなりそうだと感じている。基本的な戦術として「ブレイカーでブレイクしてアタッカーで攻撃する」を頭の片隅に置いておくといいかもしれない。その上でヒーラーやディフェンダーといった耐久役、バッファーやデバッファーといったサポート役を適宜採用してみると強敵も突破しやすくなるはずだ。
魔女結界の中を探索してアイテムや記憶の光を探そう!
魔女結界の中では、探索を行うパートが存在する。実際に魔女結界の中を歩き回りながら、記憶の光やアイテムなどを集めていくことになる。
回収できるアイテムはガチャに使用できる「マギカストーン」を始め、ゲーム内の楽曲などのコレクションアイテムも収集できる。魔女結界によっては不気味な雰囲気の中を探索していくことになるが、全アイテムをコンプリートできるように恐れずに脇道まで隈無く探してみよう。
▲魔女結界の内部では、魔女の使い魔たちが道を塞いでいる。先に進むためには戦闘は避けられない。
▲隠されたアイテムはキラキラと光っている。回収を忘れてしまった場合でもクエスト情報から確認できる点もありがたい。
美しい戦闘アニメーションにも注目!原作ファンも唸る仕上がりに
ここまでゲームの内容について紹介してきたのだが、アニメーションについても触れておこう。本作の魅力の一つとして『アニメーションの美しさ』があると筆者は考えている。本当にスマホゲーム?と思えるほどのクオリティに仕上がっており、エフェクトひとつひとつがプレイヤーの心をガッシリと掴んでくる。
上記の画像は鹿目まどかのアニメーションだ。原作通りピンク色の弓を使ったものになっており、美しいの一言に尽きる。
暁美ほむらのアニメーションもこだわりを感じる仕上がりになっており、ワルプルギスの夜との戦闘を呼び起こしてくれるものになっていた。様々な武器を使いながら敵に攻撃を仕掛ける姿に感動すること間違いなしのアニメーションになっていたので、彼女の勇姿を目に焼き付けながらゲームを進めていこう。
もちろん「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」に登場するキャラたちのアニメーションも用意されていた。筆者イチオシの七海やちよを見てみて欲しい。多くの槍が並んでおり、まさに必殺アニメーションといった雰囲気に圧倒されてしまう。よく見ると表情もしっかり確認でき、ここでも作り込みの細かさに驚かされた。
筆者はお気に入りキャラのアニメーションを見ながらプレイすることをおすすめする。見れば見るほどまどマギの世界観に入り込めるので、楽しみ方の一つとしてみなさんの頭の中に入れておいて欲しい。
まどマギファンはプレイ必須!魔法少女たちの記憶を集めた先には…?
ここまで『魔法少女まどか☆マギカ Magia Exedra』の先行プレイの感想をお届けしてきた。
ストーリーは魔法少女まどか☆マギカ本編を楽しみながら、新たなキャラクターたちの行く先が気になる仕上がりとなっており、どんどん進めたいと思えるような出来になっている。
いつでもストーリーを読み返せる機能や、特徴的なシーンを切り抜いたイラストなど、ファンにはたまらない要素が豊富な点も嬉しいところだ。細かい点をもう一度チェックしたり、回収された伏線を見返すことができるので、より深く物語を楽しめそうだ。
先行プレイ会では、記憶の窓で魔法少女たちの記憶を集めていくと、徐々にナマエの感情が戻っていく姿を確認できた。そしてA-Qの目的も、おおよそナマエの手助けをすることで達成できるような素振りを見せている。
果たしてこの2人がどうなっていくのか…?この先の展開が気になる方は、ぜひ3月27日にリリースされる本作をプレイしてみてほしい。筆者も事前登録を済ませて全力待機しているぞ!
『魔法少女まどか☆マギカ Magia Exedra』の概要
©2024 Magica Quartet/Aniplex,Magia Exedra Project
[取材協力]:株式会社アニプレックス
(編集・執筆/ようちゃん)