2024-02-13

【採用インタビュー】新人でも思い描くゲームを作り出せる!?ゲームクリエイターの楽園を目指す創業45年の老舗ゲーム会社『サクセス』をご紹介!

スマホ、コンシューマーの垣根を超えてゲームを世に送り出し続け、45年の歴史がある老舗のゲーム会社『サクセス』。そんなサクセスの河合氏、山内氏、内田氏にインタビューすることに成功した。新人でも思い描くゲームを作れるかもしれないコンペ企画、クリエイターの健康を第一に考えた手厚い福利厚生、そして誰でも親しみやすい和やかな職場環境を聞くことができたので、ぜひチェックしてみてほしい。

自己紹介

画像
▲左から河合氏、内田氏、山内氏。

河合氏:私は第一ゲーム事業部事業部長の河合と申します。サクセスには10年前に入社しました。よろしくお願いいたします。

山内氏:私は第一ゲーム事業部第五制作部の部長を務めている山内と申します。サクセスには新卒で入社し、今年で21年目になります。ガラケーのゲーム制作からスタートして、サーバープログラムやWebゲームのフロント開発などを経験してきました。これまで、現場の調整役として、社内外を問わず様々な仕事に携わっている中で、河合事業部長から部長を務める機会をいただき、第五制作部を立ち上げました。

内田氏:第一ゲーム事業部第五制作部に所属する内田と申します。2021年に新卒でプランナーとして入社し、現在は3年目になります。入社後は主に受託案件のプランナーを務めていましたが、現在は、社内の企画コンペで自身のアイデアを提案して採用されたので、プロジェクトのディレクターを務めています。

目指すはゲームクリエイターのユートピア!?従業員を第一に思うエピソード!

ーー御社は創業45周年を迎える、歴史の長い企業だと思います。その中で、印象的な出来事や大きな転換期などがありましたら、教えていただけますか。

画像

山内氏:印象に残っているエピソードは、ソーシャルゲームが流行り出した頃ですね。当時、とある会社さんが新しいプラットフォームを提供し、その上でゲームを制作していました。当社でも同じタイミングで、ソーシャルゲームを制作しようという提案があり、その時に「ひつじ村」ソーシャルゲーム版を制作して、リリースする計画が進みました。

リリース直後、たくさんのお客様が参加してくれたのですが、想定以上のユーザー数でサーバ側が負荷に耐えきれず対応が大変でした。その際に、先輩たちが一緒にサポートしてくれたのを覚えています。

河合氏:ここ数年の話ですと、5年ほど前に体制を変えていて、受託と自社のバランスを保ちながら、安定的に会社を運営できるようになっています。また、受託の比率が大きくなった場合でも、自社の火を消さないようにしています。

個人的には、ゲーム会社は安定した会社と、派手ではあるが不安定な会社があると思っており、当社は安定志向が強い印象があります。安定的に働き、しっかりとキャリアを積み上げられるようになったのが、ここ数年で一層強くなってきたと感じています。

また、自分たちの作りたいコンテンツを絶やさずに、多くの仲間が集まってくることが、会社の大きな魅力であると感じています。会社としての存在感を高める取り組みや、新しい形の在宅ワークなど、柔軟にアプローチする必要もあると考えており、現在46年目なのですが、50年はもちろん、さらに100年と続く会社になればいいなと思っています。それを実現するためには、従業員の皆さんとのコミュニケーションを大切にし、共に考えながら進んでいくことが、最も楽しく、効果的だと考えています。

ーー時代に合わせて変化してくことが大切な中で、会社の理念についても教えてください。

河合氏:他社さんはユーザーさんに焦点を当て、ユーザーさんへの提供を判断基準として掲げることが多いと思います。しかし、当社の社長の価値観はすこし異なり、まずはクリエイターたちが楽しいと感じる環境を築くことに焦点を当てています。

クリエイターが楽しむことで生まれるクリエイティブなアイデアを元に、作品の質を向上させることで、最終的にユーザーの満足度に繋がるという独自のアプローチが会社の理念として掲げられています。社長はクリエイターたちの創造力や楽しむ心を大切にし、その結果としてユーザーにも良い影響をもたらすことを目指しています。

ーー社長のお話を聞いていたら、かなりパワフルな方だと感じるのですが、どのような方なのでしょうか。

画像

河合氏:代表取締役である社長はオーナーでありながらも、ワンマンな経営スタイルではなく、柔軟性も持っています。自身の意見を強制するのではなく、社員の意見も受け入れる度量があります。これが、当社が45年も持続してきた理由の一端ではないかと思います。もちろん、周りに任せっきりではなく、社長が社員の意見を受け入れることで、組織全体が円滑に運営されているように感じます。

また、性格がさっぱりしていることもあり、衝突することもあるのですが、翌日には水に流すなど、非常に働きやすい仕事環境だと思います。このような柔軟性やコミュニケーションの取りやすさが、社員にとってポジティブな効果をもたらしているのかもしれません(笑)

ーー社長ともコミュニケーションを取りやすいのですね!なかなかないことだと思います。

河合氏:社長は、仕事の合間に各フロアを散歩して、社員と交流していることがありますね(笑)そこで、相手が何をしているのか、どんなプロジェクトに携わっているのかなどを尋ねられます。仕事内容や経歴など、個々の社員について興味を持ってコミュニケーションを図るようにしていますね。

また部長や管理職は、社員に対して興味を持つようにと社長からアドバイスを受けることがあります。例えば、社員の情報が表示されるツールがあり、朝の始業前に名前当てクイズを行ってから業務をスタートする取り組みを行なっています。そのツールには社員が自分の好みや興味を書き込めるようになっており、誰が何をしているか、興味を持っていることなどを簡単に把握できます。そのツールの情報から新作ゲームの意見を聞いたり、部活動に発展したりと、情報共有とコミュニケーションの促進に独自の工夫がなされています。

ーーユニークな取り組みもなされているんですね!今後伸ばしていきたい事業や、新しく取り組みたい事業があったら教えてください。

山内氏:第五制作部としては、若いチームをサポートしていきたいという思いがあります。現在、第一弾として内田が中心となって女性向けのゲームを制作しており、その成果を基にステップアップしていけるよう努力しています。まずは良い成績を上げ、仕事がしやすくなるような環境を築いていきたいと、全メンバーで頑張っていきたいと考えています。

やっぱり若い人たちのチームを作って、成功させたい気持ちが一番ですね(笑)

河合氏:会社内では様々な部署があり、それぞれが独自の特色を持ちながら業務に取り組んでいます。通常、歴史の長い会社では、固定観念が強く、先輩が多く、ポストが埋まっているという状況があると思います。しかし、当社は新しい仕事に挑戦することが容易であり、やりたいことがあれば前向きに受け入れてくれます。

新卒のメンバーには、研修の最後に「やりたいことがあれば言ってね、部を作ってもいいよ」と伝えており、他の部署と被らない活動や独自の新規事業をしたいという場合は、年齢やその時のポジションに関わらず新たな部署を設立をしてもいいと考えています。多様性を尊重し、様々な事業に取り組める環境を作っていきたいと考えています。

事業が一本の柱になることが多い中で、当社は一本ではなく事業の多様性を重視しています。そのため、将来的には新しい先端技術や分野に挑戦したいと考えており、若いメンバーが出てきて新しいアイデアをもたらしてくれることを期待しています。企業内では部長や課長になるための年齢制限はなく、やる気と責任感があれば若くても活躍できる環境が整っています。

内田氏:私は、自分の企画を成功させることが最優先課題です。河合さんも触れていた通り、うちの会社では「クリエイター自身が作りたいものを作る」という風潮が強く感じられます。この環境の中で、今の企画がどれだけ成功するかが重要だと考えています。

将来的には、今の企画に留まらず、様々なゲームの企画を提案し、さらに女性向けゲームの開発にも携わっていきたいですね。今回の企画が成功すれば、女性向けゲームに特化したブランドを立ち上げることも視野に入れています。どんどん新しいチャレンジができる環境が整っているので、これからも積極的に挑戦していきたいです。

部署同士で連携してゲームを作れる職場環境!福利厚生も充実!

ーー会社の雰囲気や、現在活躍している社員の方々の特徴を教えていただけますか。

画像

山内氏:会社の雰囲気について言えば、私はここの会社しか知りませんが、他の会社の方たちと仕事をした際に、サクセスは非常に優しい人たちが多く、良い意味でゲーム会社らしい雰囲気を感じないという声は聞きます。

活躍できる人の特徴は、リーダーシップを発揮し、メンバーを引っ張っていく姿勢を見せている人たちが会社から認められ、必要とされる人材になっています。仕事を任されることも多いので、そのような姿勢を見せれば、自然に「この人はできるな」と認識され、活躍できる社員になれると感じています。

ーー去年、『HEAVEN SEEKER(ヘブンシーカー)』チームにインタビューしたのですが、楽しそうな雰囲気を感じられました。チームごとの雰囲気はどうなのでしょうか。

山内氏:チームリーダーのスタイルによって違いがあると感じます。基本的に怒っている様子で仕事をしている方はいませんね(笑)各々の話を聞きながら、仕事に取り組んでいる印象があります。

河合氏:全体の雰囲気は、リモートよりも出社が多く、会社に来て仕事することが好きな人が多い印象です。そのため、各自が独立して仕事しているより、同じ場所に集まって困ったときに相談がしやすい環境だと思います。休み時間も含めて雑談も多いですね。

内田氏:今のチームでは私がディレクターを務めていますが、私自身の経歴が浅いこともあり、皆さんに背中を押してもらいながら一緒に進んでいくチームだと思います。チームメンバーは少ないのですが、優しい方が多いので、穏やかな雰囲気で業務を進めています。

ーー社内でゲームを制作する際には、どのようなフローを経て開発に至っているのでしょうか。

画像

河合氏:今年から少し制度が変わるかもしれませんが、基本的には年に一度、企画の募集を行っています。募集自体は特に制限がなく、応募資格のある人や部署が限定されているわけではありません。そこで採用された企画のゲームを作り上げていく感じになりますね。

ーー自社コンテンツと受託コンテンツがあると思いますが、部署ごとに開発のアプローチや仕事の進め方が異なることはありますか。

河合氏:部署ごとに特色がはっきりと異なり、第五制作部は比較的大規模なコンテンツに焦点を当て、仕様書や分業の体制が整っています。一方、第三制作部はカジュアルなゲームを中心に手がけており、小規模なプロジェクトでは、3人で1ヶ月で一気に作り上げることもあります。企画書や簡単な仕様書は存在するものの仕様書通りにきっちり作り上げる、ではなく「企画書で書いたねらいをいかに実現するか」といったアプローチが強いですね。

これが受託プロジェクトにも当てはまり、小規模な案件においては、クライアントとの相談のもと、柔軟に進めることが多いです。仕様書を細かく作成するよりも、クライアントの要望に基づいて柔軟な対応をするスタイルが好まれています。一方で、大規模な案件ではクライアントとの密なコミュニケーションや綿密な仕様書作成が重要視され、しっかりとした計画性が求められます。

現在の第一ゲーム事業部ですと、制作部が一から五まであり、加えてデザイン部や運営部などの7つの部署が存在しますね。

画像

ーー御社ならではの福利厚生や制度がありましたら教えていただけますか。

山内氏:整体師さんを呼んで、会議室で整体を行ったりしますね。整体師さんも有名な方で遠方から招いており、一日中会議室を貸し切って希望する社員を施術しています。少しだけ費用がかかるのですが、1,000円で約30分間の整体を受けることができます。もちろんマッサージの時間も業務時間に含まれるものとしています。

河合氏:書籍購入に関する補助は一般的な企業よりも高いかもしれません。毎月5,000円の補助があり、使い切るのが難しいほどサポートされています。これは、学び続けることを奨励しているので、必要な知識を身につけるために提供されています。また、エンタメに触れることが大切だと考え、映画などを楽しむ場合に3,000円の補助が行われています。エンタメを楽しめない人が、エンタメを作るのは難しいので、このようなサポートを用意しています。

ーー健康に気を遣いながら、楽しむことが重要なのだと分かる制度ですね!

河合氏:社長が柔道をしてきた人で、今も現役でやられているので、社員の健康も大切にしています。そのため、喫煙していない社員に対しては、喫煙していないことへの補助が支給されたりしています。昼食についても、栄養のある食事を摂るために、契約しているお弁当会社経由でお弁当を購入すると補助が支給されています。さらに、ジムに通う社員に対しても、月々の補助が提供されており、社員に健康でいてほしいという思いで、手厚いサポートが用意されていると思います。

他にも人生のイベントに対してお祝い金を支給する制度があります。例えば、子どもが誕生したときは、一人目が10万円、二人目以降は一人あたり10万円ずつ増えていきます。二人目の場合は合計で20万円で、最大50万円まで支給されます。

社会貢献にも前向きで、寄付も積極的に行なっています。

ーーめちゃくちゃ手厚いですね!その中で特に人気のある制度はどれになるのでしょうか。

内田氏:私は、書籍補助とエンタメ補助が嬉しいですね。例えば、プロジェクトでディレクターになることが決まった際も、ネットの情報だけでは限界があると感じたので、本を購入できたことが大きかったです。エンタメ補助も、映画や舞台などに触れることで新しいインスピレーションを得ることができます。クリエイターとしての視野も広がり、仕事にも活かされているなと感じています。

山内氏:これは福利厚生か分かりませんが、毎月一回、人事部門から社内報が発行されています。この社内報には、必ず社長のメッセージが掲載されており、社長の考えや意向が月ごとに記載されています。私としては、社長がどんなことを考えているのかを知ることができ、非常に勉強になっています。社長が最近興味を抱いていることや、自身が学んだこと、経営者としての視点などが記載されており、読むことで自分の仕事にもポジティブな影響を与えてくれると感じています。ランチに誘って頂けた際、話題にも困らないですね(笑)

活躍中の若手社員・内田氏の想い!

ーーご自身の経験で印象に残っている出来事や成功談などがありましたら、教えていただけますか。

画像

内田氏:成功としては、企画コンペで自分のアイデアが採用されたことが大きな出来事でした。新人なので、コンペに応募すること自体が難しいと感じていましたし「通るのかな?」という不安もありました。実際に選ばれた時は、新人でもチャンスをいただけると感じて嬉しかったです。

プロジェクトを進めて行くにつれて、分からないことや不安な点が出てくることも多いのですが、先輩方が親身になって教えてくださるので非常に感謝しています。皆さんとても優しく、何か質問があると時間を割いてくださるので、非常に働きやすい環境を提供してくれていると感じています。

ーー逆に入社されてから苦労したエピソードを教えていただけますか。また、どのように乗り越えたのかも教えてください。

内田氏:これも企画の話になりますが、自分のプロジェクトが発足することが決まったとき、第五制作部としても自社開発の案件をほぼ一からスタートさせるのが初めてという状況でした。自分も初めてのディレクターという立場で、最初はどうすれば良いのか本当に分からないところからスタートしました。手探り状態でメンタル的にも不安や戸惑いが大きかったですが、その中でも先輩方が「まず概要書を作ろう」とか「見積もりを立てていこう」といった具体的なアクションを起こしてくれて「自分も何か動かないといけないな」と感じました。

先輩方の行動を見て「不甲斐ないな」と感じ、自分から積極的に動かないといけないなと強く思うようになりました。分からなくても、失敗しても、自発的に動いた方が楽しいし、皆さんサポートしてくれるので、自分から動くことの大切さを再確認するきっかけになりました。

ーー一番やりがいを感じる瞬間や、この会社に入ってよかったと思う瞬間を教えてください。

内田氏:私は専門学校ではなく大学を卒業しているので、学生時代はゲームの勉強を全くしていませんでした。その中で、就職先を考えた際にゲームを作りたいという思いから、この会社に入社しました。これまで自分の中でクリエイティブな経験がなかったので、ゲーム制作に関わることは大きな挑戦でしたね。自分が携わったゲームがリリースされ、ユーザーさんからの反応が返ってくる瞬間は、頑張ってよかったと感じます。やっぱり自分が携わったゲームが世に出た時はやりがいを感じますね!

読者の方々に

ーー最後に記事を読んでいただいた読者、就職活動中の方に向けて一言お願いします!

画像

河合氏:私は何社か転職してきましたが、この会社は本当に働きやすい環境だと感じています。その上で、やりたいことや成長したいという気持ちを持っている人が来てくれると、バックアップしやすいと考えています。全力でサポートするので、一緒に仕事できる事を楽しみにしています。

山内氏:私自身がプログラマーだったので、プログラマーを目指している方に対してのアドバイスとしては、一人でゲームを一本作れるようになったら頑張りどきです。一本のゲームを作れるスキルを身につけたら、ぜひ応募ページからご連絡いただければと思います。個人的な思いとしては、ゲームを作るのが好きな方と一緒に仕事したいというのが一番ですね。

内田氏:お話した通り、社歴に関係なくチャンスを与えてくれる環境だと感じています。やる気がある方に対しては、大きなチャンスが提供されます。なので、ゲームを制作したいという意欲を持つ方にとって非常に適していると思います。また、現在は自身の企画に全力を注いでいるので、リリースを楽しみにしていてください!

ーーお忙しい中、ありがとうございました!

『サクセス』の概要

会社名:株式会社サクセス(SUCCESS Corporation) 設立:昭和53年(1978年)6月7日 主な事業内容:ゲームソフトの開発・販売および運営・ビジネスソリューションソフトの制作および販売 所在地:〒141-0022 東京都品川区東五反田1-21-13 ファーストスクエア五反田3F 公式サイト:https://www.success-corp.co.jp/ 公式X(旧Twitter):https://twitter.com/SUCCESS_Corp

© SUCCESS

[取材協力]株式会社サクセス(SUCCESS Corporation)

最新ニュース

チェックしてゲームをもっと楽しもう!