世に面白いゲームというのは無数にあるが、そうしたゲームは遊ぶのに根気とまとまった時間が必要なものも多い。そこでついつい遊んで時間を溶かしてしまうのが、短時間で&スマホでプレイ可能なカジュアルゲームだ。こうしたゲームはPCやコンシューマ機の大作ゲームほど熱中したりはできないが、ちょっとした時間に「ついつい」遊んでしまうもの。今回はブラウザで多くのゲームを展開しているゲームサイト「6699」から、そうした愛すべきカジュアルゲームを4つご紹介しよう。
他人の町で出稼ぎだ!『ライバルシティ』
最初に紹介する「ライバルシティ」は、いつでも始められていつでも中断できるが、なかなかやめ時が見つからないというお手軽サイコロゲームだ。モノポリーのように周回型のすごろくマップに様々な施設を建てていくゲームなのだが、自分の施設に他のプレイヤーが来るとお金をもらえるモノポリーと違い、人の町(マップ)を荒らすことで自分が荒稼ぎできるというシステムが面白い。
といってもやることはシンプルで、基本的にはサイコロを振って出た目の数だけ進むだけ。進んだ数に応じてコインが稼げるので、それを使って自分の町を発展させていくことになる。建てた施設の前に止まると種類に応じたイベントが発生するので、自分の街をぐるぐる回っているだけでもなかなか楽しい。操作が単純なため、気づくとずっとサイコロを振ってしまったりする。
しかし本当に愉快なのはここからで、マップ左端のマスに止まると他プレイヤーが作っている町に遠征でき、施設の前に止まれば建物を爆破したり金庫を破って大量のコインを稼ぐことができるのだ。ただし、パトカーには要注意!パトカーのいるマスに止まると、ダイヤを払って釈放してもらわなければ、強制的に追い返されてしまうのだ。とまれ、出目次第では得られるメリットは大きい。他プレイヤーのマップにいられるのは町を1周するまでの間だけだが、うまく稼げば自分の町をどんどん発展させられるのだ。
わんこよ!産めよ増やせを地に満ちよ『わんわん惑星人』
今回ご紹介しているカジュアルなお手軽ゲームの中でも圧倒的にゆるいタイトルが、次の「わんわん惑星人」だ。名前の通り、このゲームではわんわん、もとい犬を大量に増やしていくというもので、イヌ好きなら大歓喜!……と言いたいところだが、ユルすぎてイヌという概念からもぬるっと漏れ出てしまいそうなのが、このわんわん惑星人というゲームだ。
ゲームとしては至ってシンプルで、とにかくイヌを増やし、さらにイヌを合成してより優れたイヌを生み出していくというもの。なんとこのゲームではイヌが生産する(?)うんこが各種設備の購入に使えるコイン代わりとなっており、同じ種類のイヌ同士を合成することで、より価値の高い(??)うんこを生み出すイヌに進化する。ツッコミどころは満載かもしれないが、こういうゲームなのである。
コインは「犬小屋」コマンドから新たなイヌを購入することに使ったり、「技術」を強化することで放置中のコイン回収効率を強化したりに使える。わんわんたちは放置中でも常時うんこを生み出し続けてくれるので、よりレベルの高いイヌをたくさん抱えていれば、同じ時間でもよりたくさんのコインを得られるというわけだ。
ゲームの見どころとしては、際限なく増えていくわんわんたちの若干多頭飼育崩壊ぎみに見えなくもないカオスさと、「イヌとは……?」と首を捻りたくなってしまうような脱力系のイヌたちのデザインだろう。遊んでいると、次はどんな進化をするのかと考えてワクワクしてしまう。さらに小さな庭から始まるわんわん飼育はやがて都市へと飛び出し、ついには惑星を覆うレベルにまで達する。放置も可能なお手軽ゲームだが、なんだかやたらとスケールが大きいのだ。
にゃんこと一緒に世界を巡る『にゃんにゃん海賊団』
さて、わんわんがあるということは、もちろんにゃんにゃんもある。次に紹介するにゃんにゃん海賊団は、一言でまとめると、ものすごくたくさんルーレットを回せるゲームだ。というか基本的にはそれしかない。お手軽さという点で言えば、先に解説したわんわんよりも振り切っており、体力ポイントのあるかぎりルーレットを回し、そこで得られたコインを自分の島に投資して発展させていくのだ。ルーレットは単純にコインが入手できるものから、ちょっとしたミニゲームが発生するもの、他プレイヤーの島を攻撃したりもできるものもある。
この島というのは中国や日本、韓国などの実際の世界各国が舞台となっており、建築できる建物もその国っぽいものになっている。例えば序盤に出てくる「中国」の島なら山水画っぽい山や五重塔、パンダなんかが存在している。このゲームではコインを稼いで各国の島にそうしたランドマークを建設→次の島(国)へ移って建設……ということを繰り返していくゲームで、流れとしてはすごろくや人生ゲームみたいなものと言えるだろう。
体力のポイントは時間経過で回復していくので、基本的にはその回復を待ちながら時間の空いたときにポチポチ押していくだけでいい。世界中の小さな箱庭をつくっていくことを楽しめるゲームとなっている。
スマホ画面の農園経営『ポチッと農園』
ポチッと農園はシンプルなUIの農園経営ゲームで、プレイヤーはさまざまな農作物を生産・収穫して買い物客の要望を解決していくというもの。植えた作物は時間経過で実っていくので、画面右下の鎌を使って収穫できる。列になっている買い物客がどんな作物を求めているかは常に表示されているので、それを見ながら生産する作物を決めていけばOKだ。
また植えた作物には最大20までのレベルがあり、同レベルのものを合成させることで次のレベルに強化できる。作物はレベルが高いほど生産速度・最大収穫量が変わるため、限られた面積の農園を効率的に活用するためには、なるべくハイレベルの作物を敷き詰めたほうがいい。
序盤は生産できる作物も限られているが、買い物客の要望に応えてプレイヤーレベルが上がっていくごとに生産できるものも増え、小麦を元手にパンを作る工場を建設したりもできるようになり、にぎやかになっていく農場の盤面を見ると嬉しい気分になる。プレイに長時間拘束されたりするようなことはないので、スキマ時間でちょっとした箱庭農業を楽しめるゲームだ。
6699について
[提供]株式会社6699
(編集・執筆/ena)