RAGEに初採用となった『ストリートファイター6』で、選ばれし16名のストリーマー達が雌雄を決する『RAGE STREET FIGHTER』。前情報から熱き舞台となる事間違い無しなストリーマーイベントに、ゲームエイトライターが潜入!RAGEの会場の様子のレポートやオフラインならではの魅力をお届けしていくので、ぜひチェックしてみて欲しい。
『RAGE STREET FIGHTER』とは
『RAGE STREET FIGHTER』とは、2024年3月24日に有明GYM-EXにて行われた、RAGEでは初の『ストリートファイター6』が採用されたオフラインストリーマーイベントだ。豪華な出演者達が一堂に介して、ストリーマー最強の座をかけて戦う熱きイベントという事で、その会場の盛り上がりたるや、筆舌に尽くし難いものがあった。
そんな本大会の盛り上がりに一役買っていた、セコンドシステムの導入はまさに画期的だった。これは各選手1人のみつけられる介添人から「対戦中にアドバイスを受ける事が出来る」制度だ。
このセコンドにはシュート選手や翔選手などの、現在プロシーンの最前線を走る現役プロゲーマーの方々が参戦される中、大の格ゲーマーとして知られているゴールデンボンバーの歌広場さんの姿もあり、会場を大いに賑わせていた。
そんな『RAGE STREET FIGHTER』に潜入する事に成功したので、以下では会場の様子やオフラインならではの魅力の紹介、そして一回戦の一部解説も掲載しているので、ぜひチェックしてみて欲しい。
▲会場入り口前には参加する選手達が並んでいる看板が設置されており、多くの観客がここでお気に入りの選手と並んでの撮影を楽しんでいた。
会場の様子を紹介
上記画像は、予選の舞台となったバトルステージだ。この無骨なデザインが1v1で雌雄を決する格闘ゲームと非常にマッチしており、これ以上無い戦いの舞台となっていた。
▲実際に対戦が行われている時のバトルステージ周りがこちら。多くの人が詰めかけているが、ステージ上に合計4つ設置されているモニターによって、どこに居ても対戦の様子はしっかり確認できる。
バトルステージのすぐ側には実況席も用意されており、白熱の戦いを見ながら生の実況も楽しむ事が出来る、まさに贅沢な観戦空間がそこにはあった。因みに、勝利者インタビューもここで行われていたぞ。
そしてこちらがオープニングに選手達が入場する場であり、見事TOP6まで勝ち上がった選手の戦いの舞台ともなるセンターステージだ。演出面の豪華さも相待って、決戦の場と呼ぶに相応しい雰囲気が漂っていた。
オフラインイベントという事で、勿論あります物販エリア。こういったイベント物販では定番のタオルも当然販売されていたぞ。もう必要十分な量を家に貯蔵しているはずなのに、ついつい購入してしまうのは筆者だけではない…はずだ。
そして長丁場となるイベントという事で、しっかり飲食エリアも完備。近くを通る度に何とも食欲をそそる良い匂いに食欲を刺激されてしまっていた。
オフラインの良さが凝縮された対戦スペース
物販エリアのすぐ近くには、会場に足を運んだプレイヤー同士でオフライン対戦を行える対戦スペースが用意されていた。選手達の熱い試合を見て滾る格ゲー熱を発散したいのか、特に対戦後には多くの方が詰めかけ、鎬を削っていた。
そしてここにはスト6の現役プロゲーマー達も定期的に足を運ばれており、ファンの方と実際に対戦を行ったりアドバイスを送ったりといった、最高のファンサービスを行っていた。こういった新たな関わりや体験が得られたりする事こそ、オフラインイベント最大の魅力といっても過言では無いだろう。
▲実況・解説陣による配信開始前の舞台裏の様子。こういった要素を垣間見る事が出来るのも、オフライン参加の魅力の1つだ。
筆者的一回戦の注目カードを紹介
『RAGE STREET FIGHTER』の中でも、筆者が個人的に特に注目していた対戦カードについて少々の解説を交えながら触れていこうと思う。勿論全てのカードが魅力的なのは間違い無いのだが、特に
というのを免罪符に、少しだけ語らせてほしい。
SHAKA選手vs蛇足選手
▲左が蛇足選手、右がSHAKA選手
日本トップストリーマーのSHAKA選手の初陣であり、親交がある二人が一回戦からマッチアップするという事で、筆者のみならず多くの観客の注目を集めた事だろう。
そんな話題性に富んだ二人だが、セコンドの存在感も負けていない。そう、SHAKA選手にはマリーザの師匠シュート選手、そして蛇足選手にはゴールデンボンバーの歌広場さんがついていた。
どちらも盛り上げ上手な事もあり、試合開始前から観客とも積極的にコミュニケーションを取って会場を沸かせていた。特にバンド活動が本業の歌広場さんの試合前、試合間、試合後に行われるパフォーマンスは必見だ。
Ceros選手vsZerost選手
▲左がZerost選手、右がCeros選手
同他タイトルの元プロゲーマーという肩書きを持つ選手同士であり、お互いを勝手知ったる十数年の仲であり、更には元チームメイトでもあったと、注目すべき要素しかない対戦カードだ。
また、今大会の優勝候補であるたいじ選手と同じく、スト6のランクマッチ最高レート『レジェンド』に到達した経験を持つ、ラシード使いのCeros選手の初試合である事も、注目要素の一つとなっていた。
ザクレイ選手vsたいじ選手
▲左がザクレイ選手、右がたいじ選手が操作するキャラクター
こちらも他タイトルでプロゲーマーとして活動している/していた選手同士の対戦カード。特にザクレイ選手は今でも第一線で活躍する、バリバリのプロゲーマーだ。
両者に共通するのは、勝手の違うジャンルのゲームでも素早くコツを掴み、あっという間に最前線に追いつくゲームセンスだ。勿論本人達の努力あってこそだが、そのコツを掴み駆け上がっていく姿には驚嘆せずにはいられない。
そんなどこか系統の似ている二人の対戦という事で「こんなに早くぶつかってしまうのか!」と、トーナメント表が発表された時から大いに注目していた。
オフラインの魅力たっぷりのストリーマーイベント
ここまで『RAGE STREET FIGHTER』の会場の様子とオフラインの魅力についてお届けしたが、いかがだっただろうか。
対戦ステージのデザインやセコンド制の導入など、まるで本当の格闘技が行われているのではないかという雰囲気が、そこにはあった。そしてオフラインだからこそ味わえる、実況・選手・観客が一丸となって盛り上がる一体感から来る興奮は、あれから数日経っても一向に醒める気配が無い。
今回参加出来なかった方も、機会があれば一度オフラインイベントに参加してみる事をおすすめする。勿論配信でも十二分に楽しめるのだが、オフラインだからこその興奮や感動を、ぜひ一度味わってみて欲しい。もっとスト6、ひいてはeスポーツというジャンルの良さを、より深く味わう事が出来るぞ。
また本イベントはYouTubeにタイムシフトが残っているので、気になる方はぜひこちらもチェックして見て欲しい。
『RAGE STREET FIGHTER』の概要
[取材協力]RAGE(株式会社CyberZ、エイベックス・エンタテインメント株式会社、株式会社テレビ朝日)/ コーユーイノテックス株式会社
(編集・執筆/ふうた)