スマートフォンなどの様々なデジタルデバイスを開発・販売しているSamsung(サムスン)。今回は、フラッグシップモデルにもなっている『Galaxy S24シリーズ』の先行説明会に潜入することができたので、実際に『原神』をプレイしてみての感想を踏まえつつ本製品の魅力を紹介していこう。
新モデルのスマートフォンが4月11日より順次発売!
スマートフォン、タブレットをはじめ、イヤホンやアクセサリーなど様々なデジタルデバイスを開発・販売しているSamsung(サムスン)から、最新フラッグシップモデル「Galaxy S24 Series」が発表された。
今回は、先行説明会の様子を取材することができたので、実際に『原神』をプレイした感想を交えて新作スマートフォン「Galaxy S24 Ultra」の魅力をお届けしていく。
性能検証としてGalaxy S24 Ultraで『原神』をプレイ
『Galaxy S24 Ultra』は最新スマートフォンが搭載しているCPUや、前シリーズの『Galaxy S23 Ultra』と比較して2倍のサイズとなった冷却機能を備えているなど、ゲーミングスマホとしての側面も大幅に強化されている。今回は検証として、マルチプラットフォーム対応のオープンワールドRPG『原神』をプレイし、使用感をチェックしていく。一体、どのようなゲーム体験を得られるのか、非常に楽しみだ。
なお、今回記事内で使用している画像はスクリーンショットではなく、画面を直接撮影したものを中心に掲載している。
検証はグラフィック品質「高」、デバイス負荷「非常に高い」の状態でプレイ。街中や水中などのフィールド移動や、戦闘まで行ってみたのだが、フレームレートは設定した60前後で安定しており、1時間経過しても発熱で端末が熱くなることもなかった。
『原神』は広大なフィールドを駆け回り、数々のエリアを探索したり、欲しい聖遺物を求めてダンジョンを回ることも醍醐味の一つなので、本作のゲームの面白さを阻害しないだけのスペックを兼ね備えていると、自信を持って言い切れることが判明したぞ。
映像も高画質になっており、キャラクターの細かなモーション1つ1つをしっかりと感じ取れる繊細な映像を楽しめた。液晶の大きさや滑らかさと相まって、本作の美麗で広大なフィールドを探索しているだけでも、充分に満足できるゲーム体験を得られる。
画面のサイズが大きいということは、周りをよく見渡せるようになる。つまり、探索中に宝箱やアイテムの見逃しが少なくなるということでもある。「さっき探索した場所の宝箱逃してたのかぁ〜」などのケースが少なくなるので、『原神』をはじめとした様々なゲームとの相性が良いということだ。また、画面外から敵に攻撃されることも減るのもメリットとして挙げられる。
▲透き通る水中でしなやかになびく美しい長髪。全体的な光景もさることながら、ズームした際のキャラクターの細かな装飾まで、筆者がスマホでプレイしてきた中でもトップクラスに綺麗に映し出されていた。
実際に、1時間程度使用してみた後の端末状況がこちら。妥協せずに高画質、60FPSでプレイしたにも関わらず、バッテリー残量は約80%も残っていた。バッテリーに関しては、残りの残量で何時間プレイ可能かまで表示されるので、一目見てどこまでなら遊べるのかが分かるのも非常にありがたい。
また、今回は性能検証用に高い負荷をかけてプレイしていたが、自動でバッテリー消費を抑えてくれる『Gaming Hub』機能も備わっている。普段の外出中にプレイするくらいなら、特に気にする必要がないほどのスペックを『Galaxy S24 Ultra』は有しているが、「外出中なのに、充電器を忘れちゃった!」などの急なトラブルが発生した際でも『原神』をプレイしたい方にとってはありがたいだろう。想定外の状況にあっても、しっかりとカバーしてくれるだけの能力を『Galaxy S24 Ultra』は持ち合わせているのである。
▲もちろん、妥協なしの最高画質でプレイしたい方向けの設定も用意されている。ワンタップで簡単に切り替えることができるので、特にバッテリーを気にしない際にはこちらでプレイするのが良いだろう。
最新AIが搭載された『Galaxy S24シリーズ』
ここまで『原神』で検証してきたSamsung(サムスン)のフラッグシップモデルとなっている最新スマホ『Galaxy Sシリーズ』を実際に使用してきた。
ゲーミングスマホとしてだけでなく、本製品の特徴として、最新のAI技術が搭載されていることによる、直感的で快適な操作性が挙げられる。とは言え「AIが搭載されていると、どんなことができるようになるの?」と疑問符が浮かぶと思うので、この『Galaxy AI』がもたらしてくれる恩恵について紹介していこうと思う。
写真・動画内の気になるアイテムを簡単検索『かこって検索』
今や我々の生活に欠かせないネット検索。もちろん、非常に便利なのだが、名称が分からないものを検索する時には、どうしても不便さを感じてしまう。そんな悩みを解決してくれるのが『かこって検索』となっている。使い方はいたって簡単で、ホームボタンを長押しして、写真・動画内の検索したい対象を囲むだけとなっている。直感的な操作なので誰でも扱いやすく、一度使ってしまえば『かこって検索』なしの生活に戻れないほど画期的な体験を得られること間違いなしだ。
筆者も実際に使ってみたのだが、本当にホームボタンを長押しして、写真を囲うだけで検索を行えたので、初見でも操作で戸惑うことは一切なかった。
角度補正やオブジェクト移動後の不足した背景をAIが生成してくれる『生成AI編集』
左:修正後 右:修正前
▲写真の右側に入り込んでしまったおしぼりを生成AI編集によって削除。
撮った写真のオブジェクトの位置や、角度を調整したい際に活用できるのが『生成AI編集』だ。編集で調整した際に発生する不足部分をAIが補完してくれるので、場面場面で完璧な1枚を撮らずとも、ベストショットをいつでも生み出すことが可能となる。まさに、無限の可能性を秘めた機能と言えるだろう。
また、AIが写真に合わせた編集提案をしてくれるAI編集サジェスト機能も備わっているので、影や光の加減も楽々に調整できるのもありがたい。
他にもAIを活用したリアルタイム通訳や文章の要約などの便利機能が
他にも通話時に相手の言語を通訳してくれる『リアルタイム通訳』、文章を分かりやすく要約してくれる『ノートアシスト』、現在の天気に合わせて壁紙の写真に天気が反映される『天気壁紙』、録音した音声を文字起こしして要約までしてくれる『レコーディングアシスト』など盛り沢山の機能が備わっている。
どれも「あったら嬉しい!」を実現してくれる機能となっているので、今よりもさらにスマートフォンを手放せなくなること間違いなしだ。
最大100倍ズームで細部まで写し出せるAIカメラ
『Galaxy S24 Ultra』は、最大100倍ズームに対応しており、風景撮影やイベント会場など遠くから撮ることが多い場面でも安心して撮影可能。さらに、全ての倍率でAIが補正を行ってくれるので、ズームで撮った写真のディティールをサポートしてくれる。
▲20倍ズームを使用した際の様子。これだけズームしているにも関わらず、しっかりとした輪郭を確認することができる。
実際に使ってみたのだが、遠くに写った被写体の輪郭や文字までもハッキリと確認することができた。また、高倍率のズームを使用している際は、左上で低倍率の映像も併せて確認することができるので、「どこを写しているか分からない!」といったケースがないような優しさを感じることができた。
7世代のOSアップデートと7年間のセキュリティアップデート
これまで4世代のOSアップデートが実施されていたが、今回から7世代のOSアップデート提供を開始するとのこと。やはり、スマートフォンは高い買い物であるだけに、長期的に安心した環境で使い続けられるようになるのはありがたい。
※OSアップデート回数、セキュリティアップデート期間は変更となる場合があります。
未来を見据えたスマートフォンを求めている方におすすめ
ここまで、Samsung(サムスン)の新作スマートフォン『Galaxy S24シリーズ』を紹介してきた。『Galaxy S24 Ultra』と『Galaxy S24』の両方に共通して、AI機能を活用したスマートフォンの新たな可能性を提示してくれた製品となっている。
Galaxy AIを体験できる最大級のショーケース『Galaxy Harajuku』、常設スタジオ『Galaxy Studio Osaka』が4月3日よりリニューアルされているので、気になった方は一度最新のGalaxy AIを体験してみては如何だろうか?
※発売日については、2024年4月19日時点のSamsungオンラインショップの情報です。その他販売店での価格は異なる場合がございます。
※その他最新情報については公式サイトにてご確認ください。
『Galaxy S24シリーズ』の詳細
名称 | Galaxy S24 | Galaxy S24 Ultra |
---|---|---|
サイズ | 約147x71x7.6mm | 約162x79x8.6mm |
重量 | 約167g | 約233g |
バッテリー容量 | 4,000mAh | 5,000mAh |
OS | Android™14/One UI6.1 | |
CPU | Snapdragon®8 Gen3 Mobie Platform for Galaxy | |
ディスプレイ (サイズ) |
約6.2インチ | 約6.8インチ |
ディスプレイ (種類) |
Dynamic AMOLED 2X(有機EL) | |
リフレッシュレート | 120Hz(1〜120Hz) | |
解像度 | FHD+ 横1080x縦2340px |
QHD+ 横1440x縦3120px |
アウトカメラ | 超広角 約1200万画素(F値2.2) 広角 約5000万画素(F値1.8) 望遠 約1000万画素(光学3倍、F値2.4) |
超広角 約1200万画素(F値2.2) 広角 約2億画素(F値1.7) 望遠 約5000万画素(光学5倍、F値3.4) 望遠 約1000万画素(光学3倍、F2.4) |
インカメラ | 約1200万画素(F値2.2) | |
動画撮影解像度 | 最大7680x4320(8K) | |
防水/防塵 | IPX5・IPX8/IP6X | |
生体認証 | 指紋認証/顔認証 | |
おさいふケータイ® | ◯ | |
ハイレゾ | ◯ | |
ワイヤレス充電(Qi) | ◯ | |
外部デバイス | USB Type-C®端子 | |
同梱品 | 本体/Sペン※/SIM取り出し用ピン(試供品)/USBケーブル(CtoC/試供品)/取扱説明書 ※Sペンは『Galaxy S24 Ultra』のみの付属です。 |
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(編集・執筆/いの)