「”Entertainment in Real Life”エンターテインメントで日常をより楽しく、より素晴らしく」というMissionのもと、「最新のテクノロジーと、独創的なアイデアで”新しい体験”を届ける」というVisionを掲げている『コロプラ』。今回は、日々大きな目標に向かってチャレンジし続けているコロプラの菅井健太氏にインタビュー。会社理念や事業内容はもちろん、職場環境やどんな方を求めているかなども聞くことが出来たので、ぜひチェックして欲しい。
自己紹介
菅井健太氏(以下、菅井氏):『株式会社コロプラ』の取締役を務めている菅井健太と申します。前職は旅行関係の仕事をしており、2010年に創業者の馬場の「作ったものを触ってほしい」という純粋なものづくりの思いに共感し、サーバーサイドエンジニアとして入社いたしました。私自身が旅行好きなので、ゲームをきっかけにおでかけしてもらえるなんてすごく魅力的だなと思っていました(笑)
入社後は広告サービスの作成やゲーム内の機能作成、プロジェクトマネージャーとして新しいゲームの立ち上げや運用などに携わってきました。2011年頃にフィーチャーフォンからスマホへの転換期があり、今後はスマホが主流になるだろうと予想して『白猫プロジェクト』や『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』などのスマホゲーム開発に注力しました。
その後、2016年からは取締役を務めています。また2023年からは人事関係にも関わらせていただいて、エンジニア、セキュリティ関係に加えて、人事制度や採用、労務といった様々な部分に携わっています。
ものづくりをする上で大事にしている想いや考え
ーー『コロプラ』さんが抱くものづくりに対する想いや、大切にしていることをお聞きしてもよろしいでしょうか。
菅井氏:弊社では「”新しい体験”をユーザーさまにお届けする」という理念を持ってゲーム開発をしています。スマホを中心に、どのプラットフォームにおいても同様の考えを持っています。これからもその考え方を変えずに、どんどん新作ゲームを世に送り出し続けたいと考えています。
また、「ユーザーファースト」を第一に考えるところも創業当時から変わっていないです。「ユーザーさまにとってどうか」、「ユーザーさまにどんな体験を届けたいか」、「ユーザーさまからの声をどうゲームに落とし込んでいくか」など、常にユーザーさまの視点を意識し、ものづくりに真摯に向き合うことを大切にしています。
新しいコンテンツを生み出せる環境や制度
ーー1つのプロジェクトにはどれくらいのチームが存在するのでしょうか。
菅井氏:タイトルによって数十名のプロジェクトもあれば、100人以上いるプロジェクトもあります。大きなタイトルになると、イベントに合わせて担当チームを作り、デザイナー、エンジニア、プランナーなど各々が企画を出し合っています。また、大型イベントだったり、周年記念イベントの時期は、臨機応変にチームの垣根を越えて業務分担しながら、ゲームを運営している形になります。
ーープロジェクトによって100人を超える人数が関わるとのお話ですが、コミュニケーションはどのように取っているのでしょうか。
菅井氏:職種ごと、開発ラインごとに定例を開催し、密に連携を取りながら開発を進めています。また、直接話しやすいように席替えを頻繁に行っています。現在は4割弱の従業員がリモートワークなので、席に居ない方もいますが、コミュニケーションが取りやすい環境を整えるように心がけています。
社内の連絡ツールは「Slack」を採用しており、チーム単位でチャンネルを作っています。あとは、会議室や各デスクに「Google Meet」専用PCを置いてコミュニケーションを取れるようにしているので、活発にやりとりできる環境になっています。
『コロプラ』ならではのカルチャー
ーー『コロプラ』ならではのカルチャーを教えていただいてもよろしいでしょうか。
菅井氏:『コロプラ』ならではのカルチャーとしては、職種関係なく意見を出し合えるところですね。普段の仕事はゲームタイトル毎、プロジェクト単位で行っており、企画者やデザイナー、エンジニアなど様々な職種が同じチームで構成されていて、必要に応じて「クエスト改修」のような細かいチームを作っているので、具体的な議題に対して誰でも気軽に意見をぶつけることができます。
例えば、プランナーが「必殺技を作りたい!」となった場合、デザイナーやエンジニアのみなさんと一緒に考えながら企画を作っていきます。みなさんからいただいた意見をまとめながら、ゲーム内に実装できるように進める形式ですね。
ーーどのような思考を持った方が御社に向いていると思いますか。また0から新しいものを作るために、必要なマインドを教えていただけますか。
菅井氏:「新しい体験を届けたい」という目的に対してこだわり続けるという思考やマインドが必要だと思います。ユーザーさまにとって価値のあるものづくりを目指し、きっと楽しんでいただけると信じて作り続けるというのは、とても困難なことです。特に新作タイトルは、完成させるだけで難しく、かつ面白いものを作らなくてはいけない。判断しづらい状況においても、ゴールまで突き進める方は、新しいものを生み出す才能を持っている方だと思っています。
あとは、新しいものを生み出すにあたっては、想像を超えることや、取り組んだことのないようなアイデアを考える必要があるので、ただ前に突き進むだけではなく、メンバーと協力し合い、そこで集まった発想をもとに調整できる能力も大切ですね。
ーーお話しいただいた内容を含めて、どのような方に入社していただきたいですか。
菅井氏:「こういう体験を作りたい」という目的に対して手段を問わない方と一緒に働きたいです。弊社の従業員はみんな、新しい体験を届けるためのアイデアを実現することに力を入れています。その際に、技術は後から付いてくるものだと考えているので、新しい体験を優先的に実現できるよう意識していますし、実際に新しい体験のアイデアを出してから、技術を選択する方が多いですね。
あとは、弊社は新しいものを提供する立場なので、主観的に面白いかを決めつけずに、他の人の意見を柔軟に聞き入れられる客観性を持っている方が嬉しいですね。
「新しい体験を届ける」ための今後の展望
ーー公式サイトでAIについて掲載されていると思うのですが、どのように活用しているのでしょうか。
菅井氏:2023年3月に爆発的にAIが普及し始めたタイミングで、データの取り扱いなどを含めたガイドラインを作成し、実際に効果があった業務改善事例を対象とした「ChatGPT活用表彰制度」、活用促進を目的とした「ChatGPT Plusの利用料補助」などを実施しました。
現在ではChatGPTだけではなくCopilotをはじめとした生成系AIの開発・運用への組み込みも進んでおり、今後もAIの活用はもちろん、最新の技術を積極的に活用・導入していきたいと考えています。
就職活動を行なっている方に向けて一言
ーーコロプラに入社したいと思っている読者に向けて一言お願いします!
菅井氏:ゲーム開発事業は変化が早い世界なので、弊社はAIのような世の中に大きな動きをもたらしたものを取り入れつつ、『コロプラ』らしいものを生み出そうと常に考えています。変化を取り入れて変われる人に合っている社風なので、チャレンジ精神を忘れずに挑戦し続けられる方や、理念に共感していただける方は、ぜひ入社を検討していただけると嬉しいです!
私自身も元々はゲーム業界にいなかったので、業種を問わずに応募をお待ちしています!
ーー忙しい中お時間をいただきありがとうございました!
『コロプラ』の概要
©COLOPL, Inc.
[取材協力]株式会社コロプラ (COLOPL, Inc.)
(編集・執筆/ゲーム山本)