2024-09-12

【採用インタビュー】遊技機業界大手の『京楽産業.株式会社』片山龍之介氏にインタビュー!業界未経験からプロジェクトマネージャーとして活躍する経緯を中心にお届け!

全国の遊技機ファンに驚きと感動を届けてくれている『京楽産業.株式会社』。そんな名機を生み出し続けている企業で、遊技機のプロジェクトマネージャーを務めている片山氏にインタビュー。プロジェクトを管理する大切な仕事内容や業界未経験から挑戦したエピソード、業務に取り組むにあたっての心構えなどを聞くことができたので、ぜひ最後までチェックしてみてほしい。

自己紹介

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片山氏:遊技機開発進行管理業務プロジェクトマネージャーを務めている片山と申します。遊技機開発のコストとスケジュールを守りながら、魅力的な機種を生み出すことが主な業務内容です。前職はテレビ業界でディレクターを務めておりましたが、遊技機が好きという理由で京楽産業.に入社して、現在は大体1年ほど経っています。

業界未経験からプロジェクトマネージャーへ!自主性を重んじた職場環境

ーー業界未経験からの入社だとお話にありましたが、最初はどのような研修を受けたのでしょうか。また、大変だったことやエピソードも併せて教えていただけますか。

片山氏:前職が全く違う業界だったので、業務内容も漠然とした状態からの入社でした。その中で業界全体の流れや具体的な開発工程を教えていただきながら、スムーズに業務に入れたと思います。具体的には、他のプロジェクトの先輩プロジェクトマネージャーと一緒に業務をこなしながら、どんどん実践経験を積んでいきました。

苦労したことは業界ならではの専門用語だったり、細かい開発工程を理解することでした。例えば、発表前の機種には機種名がわからないようにプロジェクトコードが付いているのですが、最初はこのコード名称を覚えるだけでも大変でしたね(笑)

あとは、開発工程の演出を企画チームで決めてから液晶や盤面を作っていくので、実機に組み込んだり、不具合を取り除く作業だったり、開発終了までの流れを理解するのも難しかったです。実際に遊技機に組み込んだらバグが発生することが多いので、スムーズに開発終了まで行くことはほぼないです。

ーーそれは大変そうですね…。逆に嬉しかったことを教えていただけますか。

片山氏:初めてプロジェクトの立ち上げに携わらせていただいて、予算を取得できた時が一番の達成感がありました。予算を取得するタイミングはいくつかあるのですが、他の業界よりもボリュームが大きいので本当に嬉しかったです。

ーー遊技機業界ならでは研修内容やユニークだったもの、印象に残ってるものを教えていただけますか。

片山氏:印象に残っているものはタスク管理です。スケジュールコストを考慮しながらタスクを管理する業務なのですが、マイルストーンごとに必要なタスクだったり、期限がついているものに加えて様々な工程が関わって来るので印象に残っています。

現在も進捗管理を行うにあたって資料を管理することが多いのですが、管理の仕方や必要な資料作成をうまくこなせるようになりました。

スケジュール通りに遊技機を作り出す業務内容とは?遊技機を支える縁の下の力持ち!

ーーどのようなステップを踏んでプロジェクトマネージャーに就任したのでしょうか。

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片山氏:もともとプロジェクト管理業務の募集があって、応募して採用されて管理や開発の部署に配属される形になります。最初は先輩のプロジェクトマネージャーと一緒に進捗管理のミーティングや資料作成などを教えてもらいながら仕事を覚えていって、徐々に任せてもらえることが増えていく感じですね(笑)

ーーそうなんですね!現在取り組んでいるプロジェクトや業務内容を差し支えのない範囲で教えていただけますか。

片山氏:現在は二つのプロジェクトを担当しています。先輩のプロジェクトマネージャーの下で開発全体の進捗状況の管理、協力会社の進捗状況、工数の確認、開発予算の管理などをしています。遊技機は各部署の担当の方と連携しながら作っているので、ゴールまでのタスクやマイルストーンを明確化して、企画チームの方とも密にコミュニケーションを取りながらスケジュール進行しています。

どちらも大きなプロジェクトなので、全力で取り組んでいる最中です!基本的に開発立ち上げから市場に出るまで2〜3年くらいかかるので、発表できるようになるまでは少し時間がかかると思います。

ーープロジェクトマネージャーを務めていて、思い出に残っているエピソードはありますか。

片山氏:版元様に対して開発状況の説明をする時に開発状況をまとめた資料を作るのですが、担当プロデューサーに「分かりやすい」と褒めていただいたことが思い出に残っています!前職での経験と入社してから携わったプロジェクトの知識を活かすことができたと思います。

ーー先ほど開発段階ではかなりの予算を確保するとお聞きしました。大きな金額を取り扱う上での心構えがあれば教えていただけますか。

片山氏:先輩の予算取得のお手伝いしてる時は、今まで見たことのない金額だったので最初はかなり驚きました。その中で臆することなく予算取得できるように動くのが、プロジェクトマネージャーの心構えかもしれません。最初は現実感のない金額なのであまり実感がなく、とりあえず大きな予算の枠をいただいて細かく管理していくような感覚ですね。

好きな気持ちが大切!遊技機を愛することが成長への近道

ーー遊技機が好きという気持ちがあったからこそ乗り越えられたエピソードはありますか。

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片山氏:タスク管理やスケジュール管理は、企画とは違って裏方で表を支える仕事です。積み重ねの作業や進捗管理なので、遊技機が好きじゃないと難しい仕事なのかもしれません。自分は違う職種の管理業務だと今ほどやる気が起きないかもしれないですね(笑)

好きだからこそ市場に出た時のことを想像できるので、イメージを持ちやすいのもやる気の理由かもしれません。自分が携わった遊技機をみなさんが遊んでくれている姿を想像することが大事です。

ーーやはり好きという気持ちが大事なんですね!片山さんがよく打っていた遊技機はなにになりますか。

片山氏:『Pぱちんこ 新・必殺仕置人』ですね!必殺仕置人を打つ前までは、必殺シリーズを打ったことがなかったのですが、遊びやすくてスペックも魅力的に映ってよく打っていました。

ーーあとは好きな演出も教えてもらっていいですか。

片山氏:やはり『エア・バイブ』が一番好きです!手のひらの真ん中に空気が当たるのがたまらないのと、自分だけが感じられる演出がいいですよね(笑)

ーーめちゃくちゃ分かります(笑)

未来の展望や大切にしている心構え!面白い遊技機を世に送り出すためには?

ーープロジェクトマネージャー以外に今後挑戦してみたいことはありますか。

片山氏:やる気さえあればどんどん挑戦させてくれる社風なので、企画業務にも挑戦したい気持ちもありますね。ただ、まずは一人前のプロジェクトマネージャーになって、どんなに大規模のプロジェクトでも安心して任せてもらえるような存在になりたいです。

ーープロジェクトマネージャーを務めるにあたって、大切にしてることや意識していることを教えていただけますか。

片山氏:コストやスケジュールを守っていくにあたって、各部署の担当者や協力会社様とのコミュニケーションを取って、常に進捗状況を把握しておくことが大切です。計画を守ることも大事なのですが、最終的に遊技機のスペックや演出などの商品性や面白さが一番大事だと思っています。

やりたい事をどうすれば実現できるか、予算内でどう実現するのか、スケジュール内でどう商品性をアップさせるのかを各所と調整したり、開発に注力できる環境を作ることを大切にしています。

ーーコストや納期を守るために工夫していることはありますか。

片山氏:進捗管理で各工程をいつまでにどこまで終わらせるかを最初に決めておきます。期限が近いものはリマインドをしつつ、遅れた場合は担当の方に「どうなっていますか?」と定期的に連絡を取ります。コミュニケーションを取りづらい場面もあるのですが、機械的にでも聞くことを徹底しています。その上で、それぞれに対して対策、対応をすることが納期を守るために工夫していることですね。

片山氏が考えるプロジェクトマネージャーとは?納得の4文字で遊技機作りの裏を支える

ーー片山さんが考えるプロジェクトマネージャーを一言で表してもらってもよいでしょうか。

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片山氏:一言で表すと「臨機応変」という言葉が一番しっくり来ると思っています。立ち上げ時のスケジュール通りに何事もなく終わるプロジェクトはなかなかないので、作業の遅延だったり不測の事態が起こるものだと思っています。そういう事態が起こった時に、情報をまとめて臨機応変に対応する力が大事だと思っています。

ーーなるほど!僕の中でもスッと落ちてくる感じがしました。

片山氏:そう言ってもらえると嬉しいです(笑)不測の事態のために日々の進捗管理だったり、リスク予測を行って備えておくことが臨機応変という言葉に繋がると思っています。

商品性にこだわりを持っているので、様々な意見が出てきます。その内容をいかに計画内に収める、調整できるかが難しいです。いきなり遊技機の基準が変わったりすることもあるので、できるだけスケジュールを乱さないようにしたり、基準内で商品性を上げることが必要になってくるので、「臨機応変」な対応が求められる職種だと思います。

遊技機を愛している全国のファンに向けて

ーー最後に読者の方に向けて一言いただけますか。

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片山氏:僕自身が遊技機が好きという理由のみで入社して、前職も全く違う業種で不安もあったのですが、分からないことはすぐ聞ける環境があったのですぐ慣れることができました。もし遊技機開発に興味があって好きという気持ちがある方は、未経験でもぜひ応募していただければと思います!

ーーお忙しい中、ありがとうございました!

『京楽産業.株式会社』の概要

会社名:京楽産業.株式会社 設立:1961(昭和36)年8月1日 代表者:代表取締役 会長 榎本 宏     代表取締役 社長 榎本 善紀 事業内容:パチンコ、パチスロ遊技機の企画、開発、製造、販売 本社所在地:愛知県名古屋市天白区中砂町185 主要拠点:東京都渋谷区恵比寿南1丁目7番8号、愛知県名古屋市天白区中砂町278

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[取材協力]:京楽産業.株式会社

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