『inZOI』とはKRAFTONが贈る、2025年3月28日に早期リリース予定のZOIと呼ばれるキャラクターたちの人生を垣間見ることができるライフシミュレーションゲームだ。キャラの見た目だけでなく性格まで選択できるとても自由なキャラメイクと、細部までこだわってアクセサセリーや家具、家を製作できるクリエイティブ機能が特徴的で、自分の理想のキャラに理想の家を通してキャラたちの人生を楽しむことができる。この記事ではゲームエイトライターがガチレビューをお届けするので、最後までチェックしてみてほしい。
※記事内容は開発段階のものです。正式版と内容が異なる場合があります。
『inZOI』とは
『inZOI』とはKRAFTONが贈る、2025年3月28日に早期リリース予定のZOIと呼ばれるキャラクターたちの人生を垣間見ることができるライフシミュレーションゲームだ。キャラの見た目だけでなく性格まで選択できるとても自由なキャラメイクと、壁や内装までこだわって思うままに建物を製作できるクリエイティブ機能が特徴的で、自分の理想のキャラに理想の家を通してキャラたちの人生を楽しむことができる。
本作のキャラは自動で生活を行うので、普段の様子をそのまま眺めて楽しむこともでき、ライフシミュレーションゲームに触れたことがない方でも気軽に面白さと奥深さを味わえるだろう。
この記事ではゲームエイトライターがガチレビューをお届けするので、最後までチェックしてみてほしい。
リアリティを求めたライフシミュレーションゲームの究極形!
もしかして本当に生きている!?リアルすぎる生活感
▲キャラが掃除をしている様子。丁寧に洗浄スプレーを使用している。
▲椅子に座って新聞を読んでいる様子。地域のニュースが掲載されているのだろうか。
筆者がプレイして驚いたのはキャラの生活が本当にリアルという点だ。現実世界で生きていると部屋を掃除したり、新聞を読んだりするのは当たり前の様に行っているが、ゲーム内であんまり描写されることは無いというイメージがある。しかし、『inZOI』ではキャラが現実の私達と同じ様に掃除をして新聞を読む。
さらに衝撃的だったのは掃除にクリーナーの様なスプレーを使用している点だ。筆者は思わず「スプレーまで使ってる……」と声が漏れてしまった。細かい部分まで作り込んでいるからこそ、キャラが生活している様子を見るというライフシミュレーションにより深みが生まれていた。
どんな見た目が好み?理想のキャラを再現できる超優秀なキャラメイク機能!
▲ダンディーなオジサマ。帽子やジャケットも変更できる。
▲キャラメイクガチ勢には嬉しい、メイクアップ(化粧)を施すことも可能。さらに自分好みの個性を出せる。
本作でも特に力を入れていると感じたのはキャラメイク機能だ。沢山のパターンからプレイヤーは自分の好きな見た目のキャラを作ることができる。やっぱり生活をする様子を眺めるなら好きな見た目のキャラや、どんな人生を送るのか興味を持てる見た目にしたい。
本作のキャラメイクは顔一つとってもかなりの種類があり、沢山のパターンから選ぶことが可能だ。キャラメイクの定番である髪型や髪の色も沢山の種類から好みのものを選べるので、同じ顔でも髪型で大きく印象が変わる。目や口のような部分もかなりの種類があり、理想のキャラを作りやすくなっていると感じた。
そしてなんといっても特に優秀だと感じたのは「メイクアップ」の項目だ。キャラに化粧を施せる機能だが、これがとにかく優秀で様々なパターンでメイクができる。筆者はどのゲームでもキャラメイクに時間をかけてしまうタイプなのだが、メイク機能は中々欲しくても搭載されていない場合や、あっても簡易的なことが多い。一方『inZOI』ではチークやアイシャドウといった項目から好きなパターンと好きな色を選択することができるので、顔を作るだけでいくらでも楽しめてしまい、メイクアップをいじっているだけでもかなり時間が溶けてしまった。
▲顔のプリセットだけでもかなりの種類がある。もちろんここから編集することも可能だ。
このように無限とも言えるキャラメイクだが、中には「キャラメイクよりも早くゲームを進めたい」、「髪型や服は選びたいけど細かい部分は苦手」といった方もいるだろう…そんな方も安心してほしい。本作ではプリセット機能で事前に顔や服が用意されたキャラで遊ぶことも可能だ。
プリセットは顔だけでなくアクセサリーや体型といった全ての部分を用意されているので、完成品ともいえる状態ですぐにプレイを進めることができる。顔のプリセットもあるため、顔は好きなものを選んで、その後に髪や服装を自分好みにするのも良いだろう。実際筆者はプリセットでベースを選んでから、キャラの詳細な部分や服装を編集してキャラを作成した。ゼロベースで作成するよりも簡単にキャラメイクできたので、難しそうだな……と思っている人ほどぜひプリセットを試してみてほしい。
子どもから老人まで自由自在に選択可能!年齢・体格など思いのまま
▲同じ顔でも年齢を変更すると一気に雰囲気が変わるのだ。このリアリティを徹底的に追求したシステムは『inZOI』ならではだろう。
本作のキャラメイクではキャラの年齢も選択可能だ。同じ顔のキャラでも年齢を変えるだけでかなり印象が変わるのには驚いた。現実世界では年齢とともに見た目が変わるのは当然のことだが、『inZOI』でも老人になると老人らしい、年齢を重ねた外見になる。
それも全くの別人になるのではなく、元の面影を残しているというのも衝撃的で、かなりのリアリティを感じた。リアルすぎる歳のとり方だったので、キャラメイクだけでもこのキャラはどんな人生を過ごしてきたのか思わず考えてしまった。
▲年齢を選べば子どももキャラメイクでき、細部までしっかりキャラメイク可能だ。
▲カーソルを動かすだけで直感的に体型を変えられる。肩を動かして、なで肩にできるのも面白い。
本作では子どもも作成することが可能だ。ゲーム内には当然子どもや老人がいるが、自ら子どもや老人のキャラを作成することができるというのは新鮮な体験だった。子どもも大人と同じ様に細かくキャラメイクできるので、子どもから老人までどの年齢層でも理想のキャラを作成できるのはまさに『inZOI』ならではの体験といえるだろう。
また、体型もプレイヤーが調節することが可能で、体の各パーツのカーソルを動かすだけで直感的に体型を変更することができる。腕パーツひとつとっても二の腕だけを太くできたり、逆に二の腕だけを細くすることも!筆者が試しにかなりガタイの良い体型にしてみたところ、服を着ててもわかるほどゴツいキャラが完成した。キャラは可愛い系の顔だったため顔と体型のギャップに思わず笑ってしまったが、それだけ本作のキャラメイクの自由度が高いともいえるだろう。見た目はもちろん、体型も細かく設定できるキャラメイクをぜひ体験してみてほしい。
街を歩くだけで楽しめる!圧倒的作り込みに注目
▲マップ全体の様子。海の近くや住宅街など一目で何があるか見渡すことができる。
本作では世界の3つの都市からキャラが生活する場所を選択できる。それぞれの都市に特徴があり、都会的な都市や海沿いの穏やかなマップなどプレイヤーが好きな場所を選択可能だ。筆者は暖かいところで過ごしてみたいと思ったので海沿いの都市である「ブリス湾」を選んでみた。ビーチや遊園地、穏やかな町並みなど実際に住んでみたいと思うような場所で、キャラが羨ましく思えるほどだった。
都市を選んだ後は、マップの空いている場所を選択して自分の家の場所を選択する。既にお店がある場所などは選ぶことができないが、空いているところなら好きに選択可能だ。筆者は海の近くすぎると観光客や潮風が大変かなと思い少し海から離れた場所を選んだが、海のすぐ近くなら毎日朝起きて砂浜を散歩するのも楽しそうだと思った。ぜひ自分が住みたいと思うような場所を選んでみてほしい。
▲街の人々とは気軽に話ができる。話さないですれ違うことも自由だ。
マップや家を選んだ後は、いよいよ街を歩けるようになる。マップ内の街は家はもちろん、信号や看板なども細かく作り込まれており、まるでちょっとした旅行を楽しんでいる様な気分を味わえた。道路沿いに立ってあるヤシの木を見てもリアルな描写で風になびいており、周りの様子を眺めるだけでも楽しい体験だった。
また、街ということは当然プレイヤーが作成したキャラ以外の人も普通に生活しており、歩いてると人々に会うことも珍しくない。人々はただ歩いているだけでなく、道を探したり店に向かったりとそれぞれが思い思いに過ごしており、挨拶をしたり話しかけたりすることも可能だ。筆者のイメージではゲーム内のNPCというと決まったことしか話さなかったり同じところをウロウロしていることが多い印象だが、本作ではちゃんとそれぞれの生活を送っているので世界観に奥行きや、本当にここで人生を送っているんだ!という感動を覚えた。
▲細かい部分だが、ちゃんとベンチの真ん中ではなく端に座っているのには好感を覚えた。このキャラは他人に気を使えるタイプのようだ。
▲お店のタッチパネルを操作する様子。正直筆者よりもスムーズに注文していた。
本作の作り込みは街中のオブジェクトにも現れており、道路沿いにベンチがあれば座ることができるなど、「これできるかな?」というプレイしていて生じる純粋な疑問にもしっかり答えてくれた。座った後もスマホを操作したり、近くに人と話したりと座って終わりではなく、歩いている最中に疲れたから座る、座っていても人と話せるといった人間らしさを感じられるのも驚きのポイントだった。
ファーストフード店での注文では店員に話しかけるタイプではなく、チェーン店らしくタッチパネルで購入することができた。何気ない光景だがキャラがタッチパネルを操作している様子もしっかり見ることができ、タッチパネル操作が苦手な筆者よりもスムーズに注文する様子は少し感動してしまった。
『inZOI』の作り込みはこれだけじゃない!筆者驚きのポイント3選!
食いしん坊も満足!飲み物と食べ物もリアルに再現!
▲街中のコーヒーショップでコーヒーを買っている様子。コーヒーの温かさが伝わってくるようだ。
▲ハンバーガーを食べている様子。美味しそうで見ているこっちまでお腹が空いてくる。
ここからは筆者が特に驚いた部分の紹介を行いたい。『inZOI』は食べ物の描写も細かく作り込んでおり、なんとコーヒーを飲む時はコーヒーを持ち、ハンバーガーを食べる際はハンバーガーを持つのだ。一見すると当たり前のように感じるが、これをゲームの世界で描写するのはそれだけ労力が必要で、かなり手間がかかっていることがうかがえる。
食べ物の作り込みもリアルなので、食べている様子をがあまりにも美味しそうで、眺めている筆者もお腹が空いてきてしまったほどだ。生きる上で欠かせない食事だが、ここまで作り込んでくれているなら、きっと食にこだわる方も満足するはずだ。
どんな家に住んでみたい?小さな小屋から豪邸まで自由に製作!
▲壁の高さも選べるので吹き抜けの部屋も作れる。部屋の形も自由に選択可能だ。
▲各パーツを選択するだけで家具を作れる。こちらは筆者が作ったゲーミングチェア。
▲作った家具は簡単に設置可能だ。こんなゲーミングチェア筆者の家にも欲しい……!
本作では建物も自由に立てることが可能だ。建築要素だけなら様々なゲームに登場するが、筆者の驚きポイントはその自由度だ。家の壁や床も自由に選択して建てられるので、小さな家も大きな豪邸も好きな形で建築が可能だ。また、建築では2階建て以上にすることもでき、大きなビルの様な家にできるのには驚いた。
さらに、建物内部の自由度の高さにも触れたい。家具も自由に配置可能で、部屋の中を自分好みのインテリアで固めることができる。特に筆者が良いと思ったのはオリジナルの家具を作成できるところだ。オリジナルの家具は各パーツを選択して家具を作れる機能で、例えば椅子なら背もたれと脚を選択することでオリジナルの椅子を作成できる。筆者は早速オリジナルのゲーミングチェアを作成して、家の中に設置してみた。パーツを選択するだけで良いため想像以上に簡単にオリジナル家具を作れるので、ぜひ皆さんも挑戦してみてほしい。
気分はアクセサリー職人!細かく設定できるアクセサリークリエイト!
▲腕時計の編集画面。パーツだけでなく色も設定自由だ。
皆さんはアクセサリーは好きだろうか?筆者はアクセサリーを見るのが結構好きなので、ゲームをプレイする際にはキャラにはできるだけおしゃれなアクセサリーを付けたいと思っている。本作ではそんな筆者の思いを叶えるかのように、アクセサセリーを細かく設定してキャラに身に着けさせることが可能だ。
本当に細かい部分まで設定でき、腕時計なら文字盤やベルトも選択でき、さらに色まで自由に変えられるのは本当に衝撃的だった。既にあるものを付けるのも十分楽しいのだが、”自分の考えたアクセサセリー”を簡単に登場させられるのは、まるで自分がアクセサセリー職人になったかのような気分を味わえた。皆さんも気軽にアクセサセリーを作ってみてはいかがだろうか。
ロールプレイやキャラの人生を楽しむ?それともクリエイターとして活躍?遊び方は無限大!
▲会話を選択する様子。選択肢によっては仲良くなったり怒られたりと、感情の動きが見られるのが面白い。
▲ベンチに座ってスマホを操作している。求人サイトを見て仕事を探すこともできる。
本作はキャラの人生を眺めて楽しんだり、自由度の高いキャラメイクや建築を楽しんだりと、プレイヤーそれぞれの遊び方や楽しみ方が選べる作品だ。このようなライフシミュレーションゲームは自由に遊べる反面、人によっては遊び方が少し難しいと感じるかもしれない。そこで筆者おすすめの遊び方やキャラの眺め方をいくつか紹介したい。
特におすすめなのは、ロールプレイをするという遊び方だ。もう一人の自分としてキャラを作っても良いし、自分とはかけ離れた人物像にしても良いので、とにかく作成キャラになりきってゲーム内の人生を過ごすという遊び方だ。キャラになりきることで、普段の生活だけでなく結婚といった人生の選択がそのままドラマや映画の様に感じられ、壮大な物語を感じることができる。キャラに深く感情移入することで、何気ない行動一つとっても驚きや発見があるのがとにかく楽しいので、初心者から上級者まで幅広く楽しめる遊び方だ。
また、プレイヤーはキャラを選択するとある程度行動の指示ができる点にも触れたい。例えば街で人に会った際にフレンドリーに挨拶をするのか、はたまた罵倒するのかという選択をプレイヤーが選ぶこともできる。このように少し手を加えてその反応を楽しむというのも遊び方の一つだ。いろいろな人と仲良くなる様子を見るのも良いし、時には酷いことを言って喧嘩をするのも人間らしい行動だといえるだろう。ちなみに筆者は仲良くしようとしたつもりが相手を怒らせてしまい、喧嘩になってしまった。仲良くなったり時には喧嘩をする様子を見られるのも、とてもライフシミュレーションらしい楽しみ方だと感じた。
▲筆者の描いたイラストから作ったデザイン。ここからさらに微調整ができる。
ここまで述べてきたように、本作ではプレイヤーは様々なものを製作することが可能だ。キャラメイクをはじめ、家や家具、アクセサセリーと、沢山のクリエイティブ要素があるのでプレイヤーはクリエイターとしても本作をプレイできる。直感的な操作で細かく作れるのが本当に楽しく、筆者はキャラメイクやアクセサリーを作るのに夢中になってしまった。そして作成したキャラやアクセサセリーをゲーム内に登場させられるので、ゲーム内ではどんな風に見えるのか、どんな風に使用するのかを眺めるという楽しさにも繋がり、まさに楽しさの無限ループが出来上がってしまう。
このように自分だけで楽しむの良いが、ぜひとも活用してほしいのが「canvas」というサイトだ。このサイトでは全世界のユーザーが自分の製作したキャラメイクや家具などを投稿でき、さらにそこから気に入ったものがあればダウンロードしたり、「いいね」で評価したりすることも可能だ。自分の作ったものを積極的に共有してみてクリエイターとしてゲームを遊んでみるのもきっと楽しいはずだ。
▲3Dプリンターで読み込んだ筆者のイラスト。そのまま立体的になっているのには感動した。
▲ゲーム内にクッションを設置した様子。大きさも変えることができ、違和感なくゲーム内に置けるのには感動した。
クリエイティブに役立つ機能として3Dプリンター機能やMYテクスチャ機能も紹介したい。本作ではユーザーが撮影した写真や画像から家具や服の柄を作ることが可能だ。自分でイラストを描いたり、身近なものをゲーム内に簡単に登場させられるのは3Dプリンター機能がある『inZOI』ならではの体験だ。
筆者も実際に試してみたところ、画像をアップロードするだけで思ったようなものができてかなりの衝撃だった。自分の考えたものがゲーム内に登場する……ゲーム好きなら一度は考えたであろうことがこんなに簡単にできるなんて、本当に感動してしまった。3Dプリンターで製作したものを家に配置してみたところ、ちゃんと立体的になっているのにも関心したし、調整のお手軽さにも驚いた。
現実では自分の考えたものをグッズ化したり服にするのは難しいが、『inZOI』なら自分の考えたものを全世界に届けることが可能だ。他のユーザーのを見るのも楽しいし、自分で作ってみるのもおすすめなので、ぜひクリエイティブな遊び方にも挑戦してみてほしい。
早期リリースは2025年3月28日(金)予定!自分だけの人生を作ってみよう!
ここまで『inZOI』をプレイした感想をみなさんにお届けしてきた。キャラが本当に生きているように感じられる作り込まれた行動や街の様子に加えて、とんでもなく自由度の高いクリエイティブ機能のおかげで、かなりボリュームのある満足度の高い作品といえるだろう。
キャラのモーションや食べ物といった小物も作り込まれているので、普段の様子を眺めているだけでも楽しめるし、クリエイティブ機能で自分だけの作品を作成して共有できるのもこれまでに無い新しい体験だった。特に3Dプリンター機能でゲーム内に自分の身近なものや作成したものを登場させられ、誰でも気軽にクリエイターとしても楽しむことができるというのは、本作の懐の深さを感じられた。
これまでライフシミュレーションゲームを遊んでいた方はもちろん、遊んだことがないという方どちらにも自信を持っておすすめできるゲームだ。2025年3月28日(金)から早期リリースが始まるので、ぜひ遊んでみてほしい。さて筆者はこの後もアクセサセリー作りに勤しむとしよう。
オンラインショーケースでゲーム情報をさらにチェック!
オンラインショーケースのアーカイブも公開されている。記事では伝えきれなかった部分も紹介されているのでぜひ、チェックしてみてほしい。
『inZOI』の概要
ⓒ 2025 KRAFTON, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
[提供]:KRAFTON
(編集・執筆/きりゅう)