中国上海に拠点を置くゲーム会社「Moonton」よりリリース予定の『シルバー・アンド・ブラッド』は、ヴァンパイアが主役となる本格ゴシック・ヴァンパイアRPGだ。ダークなストーリーに美麗なキャラが多数登場し、スキルを駆使した戦闘が魅力なゲームになっており、さらに育成要素も豊富なゲームシステムがプレイヤーを待っている。そんな本作の魅力や特徴、実際にプレイした感覚を基にお伝えしていく。
※記事内容は開発段階のものです。正式版と内容が異なる場合があります。
『シルバー・アンド・ブラッド』とは?
本記事では上海を拠点にする「Moonton」が贈る吸血鬼となった主人公を中心に物語が展開される新作スマホRPG『シルバー・アンド・ブラッド』を紹介していく。本作はダークなストーリーが魅力なゲームに仕上がっており、ヴァンパイアと教会との戦いや黒血病のエピソードを描いている。
ヴァンパイアと教会の対立、黒血病というダークな雰囲気満載な説明を見た筆者はすぐさまゲームプレイに取り掛かることにしたのである。RPGではストーリーの面白さを重視している筆者にとっては、まず間違いなく刺さるだろうという直感を信じたのであった。
いざプレイしてみると美麗さが際立つアニメーションや濃密なストーリー、少し癖のある魅力的なキャラクターが筆者をゲームの世界に引き込んでくれた。
そんな本作の魅力を中心にプレイした感想をお届けしていくので、最後までチェックしてみてほしい。
ダークな世界観が織りなす濃厚なストーリーに注目!3Dアニメーションが没入感を高めてくれる演出も
▲教会に大罪人として捕えられているシーン。捕らえられていても闘気を失っていない目が印象的だ。
▲主人公の故郷の幼馴染との回想シーン。このように主人公の背景もしっかり設定されている。
本作の没入感を高める要素として紹介したいのが、ストーリー中に挿入されるアニメーションだ。3Dで描かれたストーリーでも話が理解しやすいのだが、話の合間にアニメーションが入ることで、キャラ1人1人の表情に感情移入してしまい、ついつい時間を忘れて進めてしまった。
アニメーションでは物語の根幹に触れるシーンが多いため、シリアスチックに描かれているが、3Dで描かれるストーリーでは、ダークな雰囲気の中にちょくちょくコミカルな雰囲気を感じる会話も混ざっていて、ダークファンタジーが苦手な方にとってもとっかかりやすいシナリオに仕上がっている。
戦闘はシンプルだが奥深い!戦況を見て上手くスキルを使いこなそう
基本操作はオートで進行
▲戦闘時にスキルを使用すると迫力あるアニメーションを楽しめる。
本作の基本戦闘は、オートで進行するシステムとなっている。キャラを配置したらあとは自動で戦ってくれるため、アクションが苦手な方でも安心してプレイできる。
またスキルもオートで打てる完全オート機能がある上、倍速機能、一部のモードでもクイックプレイといった便利機能が用意されているため、通勤通学や仕事の休憩時間などの隙間時間にオートで周回しやすいのも魅力と言えるだろう。
敵の配置に合わせて陣形を変えると有利に進められる
本作は近距離・中距離・遠距離の3つのエリアに眷属や主人公を最大5人まで自由に配置できるバトルシステムで、敵の構成を見て編成する事で有利にバトルを進められる。遠距離に配置していればダメージを受けないと思いがちだが、遠距離キャラに突撃してくる敵も出現するため、盾役となるキャラを配置して守ってあげる必要がある。
▲捕まっているエンプーサを守りながら戦うクエスト。これ以外にも面白いギミックが用意されている!
一方で近距離キャラの攻撃が届かない場所にいる敵もおり、弓や魔法を撃てるキャラがいない場合、戦闘に時間がかかるため、近距離・中距離・遠距離の3つのエリアにバランスよく配置していくのがいいだろう。
3つの属性を順番に使っていくことでスキルが強化される
本作には「月相」と呼ばれる3種類の属性が存在する。属性相性で戦闘に奥深さが生まれるうえ、3つそれぞれの属性を持つキャラを同時に編成していると、スキルが黄金色に変化して「血月」という強力なバフが発生してスキル使用コスト減少などの恩恵を得られるようだ。
そのため、スキルコスト面なども考えて3種類の属性を上手く回せる構成を目指すことで「血月」の効果を最大限発揮でき、スキルを連打できる爽快感のある戦闘を楽しめるようになる。
多様な育成要素でお気に入りキャラを長く使えるのも嬉しいところ
本作には様々な強化方法が用意されており、主に「Lv.アップ」「限界突破」「装備」の3つのシステムで眷属のステータスを上げられる。ストーリーやクエストで行き詰まったら、ミッションクリアやクエストを周回してレベル上げに必要な素材を集めて、戦力の底上げを行いながら進めていくのがおすすめだ。
上記の強化方法に加えて、育成要素の中には3種類あるスキルの強化も重要だ。筆者は本作のバトルで重要なのはスキル回しだと感じており、上手くいけば敵の攻撃を封殺しながら戦闘を進められるため、特に盾持ちのキャラとヒーラーのスキルを重点的に強化していった。筆者のように耐久に重きを置くことで、少し敵の方が強い場合でもスムーズにクリアできるようになるため、こまめにスキルレベルを上げておくのがいいだろう。
ガチャで眷属が被った場合も、ステータスやレベル上限を引き上げられるので無駄にはならない。SRが最大160レベルまで、SSRが最大200レベルまで上げられる仕様だ。もちろん最終的にはSSRの方が強くなるのだが、ストーリーを進行していく段階ではSRキャラでも十分クリアできる印象を受けた。
好きな眷属で固めた編成を作りやすいのも魅力
▲穏やかで優しげな口調に癒される筆者お気に入りの「アイオナ」
▲煌びやかな立ち振る舞いが美しい「フリードリヒ」
▲凛々しく闘気が溢れているタンク「ジェステル」
▲元教会側の弓使い「セティ」
▲ミステリアスな雰囲気を醸し出す「ヒポクラテス」
本作は様々な育成要素が用意されているおかげで、どんなキャラでも活躍させられるようになっており、ビジュアルが好みのキャラで固めた編成で遊べるのも魅力だ。
例えば筆者のおすすめであるアイオナは、ストーリーに深く関わっているキャラであるが「穏やかな語り口調」+「仮面に覆われていて素顔が見えない」というミステリアスさが良い……。戦闘ではヒーラーとして優秀で、ダメージを負いすぎた近接キャラの回復で何度ピンチを救われたか分からない。
男性キャラも「王道の騎士」キャラや「ワイルドな雰囲気を感じるイケおじ風」キャラなど多様に用意されているため、どんな方でもお気に入りのキャラが見つけられることだろう。ぜひお気に入りの推しで編成を組んでみてほしい。
親密度が上がることでキャラの一面を知れる!お気に入りキャラと一緒にゲームを楽しもう
本作では好感度を上げることで、キャラの魅力にもっと迫れるムービーが開放される。メインストーリーだけでは読み取れないキャラの考えなどを知って、それぞれのキャラへの理解をさらに深めよう。追加ストーリーを見るには絆レベルを上げる必要がある点には留意しておこう。
親密度が上がるコンテンツとして『議事閣』というシステムが用意されているのだが、こちらも面白いシステムとなっている。
まず自身のお気に入りキャラを5人選んで議会を開催するのだが、選んだキャラが自動で会話し、議題に沿った意見を述べるシステムとなっているのだ。
主人公は主催として最後に議題をまとめる役割を担っているため、自身もゲームの登場人物とともに議会に参加しているような体験が可能となっている。
蘇らせた眷属や伝説の吸血鬼と共に、対立している教会との戦いをぜひ自身の手で体験してみてほしい
ここまで『シルバー・アンド・ブラッド』の魅力をお伝えしてきた。本作の一番の魅力はなんと言っても濃密なストーリーであろう。吸血鬼陣営vs教会陣営の対立や、その中で葛藤するキャラの感情が緊張感溢れる世界観で描かれており、気づけば1章を読み終えてしまっていた。
戦闘に関しても難しいと感じる要素がなく、アクションが苦手な方でも進めやすいため、ストーリーを楽しみたい方も安心してプレイできるだろう。
ダークな雰囲気が好きな方には必ず刺さること間違いなし!筆者も推しキャラのアイオナが気になるため、実際にリリースされた後も進めていく予定だ。気になった方は要注目だ!
『シルバー・アンド・ブラッド』の概要
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[提供]:Moonton
(編集・執筆/もっさ)