感染者から自分の住む拠点を防衛しながら都市を開拓していくストラテジーゲーム『Infection Free Zone』。今回は、そんなポストアポカリプスの世界観で贈られる本作の魅力をゲームエイトライターがレビュー。ゲームシステムをはじめ、魅力や特徴についても紹介しているので、ぜひチェックして欲しい。
感染者から拠点を防衛し生き残れ!|Infection Free Zone
『Infection Free Zone』は生存者たちを指揮して都市を開拓していくストラテジーゲームだ。ただ都市を開拓していくわけではなく、感染者と呼ばれる存在から身を隠しつつ、時に立ち向かう荒廃した世界観となっており、いわゆるゾンビ防衛ゲーの一種となっている。
拠点を広げるために遠くまで探索に出かけたいが、感染者と遭遇するリスクも常に付きまとう…そんなドキドキ感を味わえるのが筆者的に思う本ジャンルの魅力だ。また、本作はストラテジーゲーム初心者でも安心できるように、チュートリアル的な要素も用意されている。
ゲームを進めていると「建物を居住区のシェルターに改装」「発煙元を探しにチームを派遣する」などの目標が左上に表示されることがある。必ず従う必要はないのだが、本作でできることやゲームシステムの解説を行ってくれているので、余裕がある際にこなしておくことをおすすめする。
▲初期状態だと英語で始まるのだが、しっかりと日本語にも対応している。言語を変更したくなったらタイトル画面の設定から変更しよう。
実際の都市を拠点にできる!?見知った都市を自身の手で開拓しよう!
本作の魅力はなんといっても、実際の都市を拠点にしてゲームをプレイできることだ。実際の地理データを参考にしているので、ゲーム内で普段見慣れている景色を自分の手で開拓することができる。日常的にいつも歩いている道を見れる事ももちろんだが、それを開拓していつもとは違った風景にすることもまた、非日常感を味わうためのアクセントとして非常に魅力的になっている。
好きな都市を拠点にできるとはいっても、始める都市によって難易度が変更される点は意識しておきたい。具体的には人口密度が高い地域ほど感染者が多く難易度が高くなりやすく、建造物が少ないほど探索できる建物が少なくなりこれまた難易度が高くなりやすい傾向にあるのだ。プレイした感じでは、ある程度病院やショッピングモールなどが建造されている都市の方がプレイしやすく思えた。
建物の探索だけでなく畑を耕しての自給自足も!
ストラテジーゲームの面白さと言えばなんだろうか。未開の地を調べて食料や装備などを集めていく探索、集めた物資を消費して生活を快適にするための畑や倉庫制作、感染者の猛攻を凌ぐためのバリケードを張り巡らせて戦略を練っている時間など多岐に渡ることだろう。本作も例に漏れずに要素が盛りだくさんとなっているので、順番に紹介していこう。
まずはじめに、未開の地を探索するために4人1組でチームを編成することになる。最大6チームまで編成することができ、編成した分だけ探索に割ける人員が多くなるので序盤は多めに編成したいところだが、後半になるにつれて拠点側で行える作業が増えてくる。さらに、拠点側の作業は固定でも問題ないのだが、探索側のメンバーはかなり頻繁に指示を出す必要があることも鑑みると、4部隊程度に落ち着くことが多そうに思えた。
集めてきた食料や装備などの物資は拠点に蓄えられる。物資が集まってきたら次のフェイズ、建築に入ろう。まずは民間人が安全に暮らすためのシェルターを建築し、物資が溢れそうなら倉庫を作成、人口が増えて食料に不安が出てきたら畑を肥やして保存の効く料理を作るために調理場を作ったりなど、やりたいことが無限に増えていくのも魅力のひとつ。
他にも、図書館を探索することで手に入る技術ポイントを消費することで、技術研究を進めることも可能だ。どこに力を入れるかで研究する内容も変化していくので、ここに関しては自身のスタイルに従うのが良さそうだ。ちなみに、木材や金属といった資源に関しては拠点にいる人員で集めることになるので、拠点周りで資源を回収できるエリアがあると楽ができるのでおすすめする。また、木材は何かと消費する機会が多くなっているので、迷ったら木材を集めるのが吉。
▲探索を行うことで、アサルトライフルを入手することもできる。こういったレアアイテムを入手できた際の喜びといったら何物にも変え難い…。
夜には感染者の群れがうじゃうじゃ!バリケードを建てて防衛を!
本作に出現する感染者は夜行性となっているので、探索は昼に行い夜は拠点で防衛を行う必要がある。具体的には18:00までが自由時間で、5:00までは防衛時間といった感じだ。ちなみに、本作の感染者はかなりの強敵となっており「俺は夜でも活動してやるぜ!」なんて意気込んでいった登場人物は、さながらゾンビ映画の序盤にフラグを立ててしまう奴しかり即座に退場してしまうので、門限までにはきちんとお家に帰ろう。
夜は昼の間に設置したバリケードを活用して感染者から拠点を防衛することになる。バリケードと聞くと、拠点周りに有刺鉄線を配置するものをイメージするかもしれないが、筆者的には本作のメインバリケードは見張り台のように感じた。本作の見張り台は囮と迎撃の役割を持っており、シンプルながら非常に有用となっている。バリケードで迷った際は、拠点を拡張するにつれて見張り台を増やしていくと安定して防衛できるようになるだろう。夜間に倒しきれなかった感染者は、近くの建物に潜伏するようになるので、昼の間に戦闘部隊を駆使して撃退することも忘れずに!
7月26日〜8月9日までは20%オフのセールを開催中!
ここまで『Infection Free Zone』の魅力について皆さんにご紹介してきた。
感染者と戦いながら拠点を開拓できる点もそうだが、なんといっても現実にある都市を自分の手で探索できるのは本作の大きな魅力だ。現在アーリーアクセスということもあり、今後「感染者タイプ追加」や「自動車工房」など新要素がどんどん追加されていくとのこともあり、これから更に面白い作品になっていくことだろう。
7月26日~8月9日にはセールが開催され、通常よりも20%お得に購入することが可能とのことなので、この機会に君も感染者が蔓延る世界で生存者と共にサバイバルを過ごしてみてはいかがだろうか?
『Infection Free Zone』の概要
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[提供]HeyBox、Games Operators、Jutsu Games
(編集・執筆/いの)