ポケモンSV(スカーレットバイオレット)における、ダブルバトルのトリル構築についての解説です。
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執筆者紹介 | |
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喰い断 /
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【実績】 ・JCS2017で3位 ・元P-Sports四天王 ・総合レートで3位 ・その他個別ルールでも上位経験多数 総合勢としてシングルやダブル以外でもトリプルやローテーションを含む全てのルールで実績を残した対戦勢。ポケモン対戦の解説を主体とした動画をYouTubeに上げるなどマルチで活躍するプレイヤー。 |
自分 | 相手 | |
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【裏】 | 【自分の選択】 ・イエッサン:いやしのねがい ・コータス着地 【自分の選択】 ・コータス:ふんか 【相手の選択】 ・コノヨザル:炎テラスタルで「ふんか」を半減 |
9世代では上記のようにテラスタルで耐性を変化されるとトリル効果時間内に決めることが不可能だと考えているため、トリックルームが解除された後でもスイッチせずに戦える構築をコンセプトとした、トリックルームに特化した構築にまとめています。
耐久面 | ・HP16n-1 ・臆病サザンドラの珠「あくのはどう」耐え |
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素早さ | ・同速意識 |
耐久面 | ・臆病サザンドラの眼鏡「りゅうせんぐん」耐え |
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素早さ | ・トリックルーム下で動かすためS0個体 |
攻撃面 | ・「マジカルシャイン」で無振りサザンドラを確1 |
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耐久面 | ・壁込みでサーフゴーの珠「シャドーボール」2耐え |
素早さ | ・トリックルーム下で動かすためS0個体 ・S個体値0ミラーで上を取れるS4振り |
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初手 |
+
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1ターン目 | リキキリン:トリックルーム ハリテヤマ:ねこだまし |
2ターン目 | リキキリン:ハイパーボイス ハリテヤマ:インファイト →ハリテヤマが倒れてクレッフィを繰り出す |
3ターン目 | リキキリン:ハイパーボイス クレッフィ:マジカルシャイン |
4ターン目 | リキキリン:ハイパーボイス →リキキリンが倒されてへイラッシャを繰り出す クレッフィ:リフレクター |
5ターン目 | ヘイラッシャ:のろい クレッフィ:ひかりのかべ 相手の「まもる」に合わせながら、ヘイラッシャの危険度が上げる「のろい」を選択し、トリル解除 |
6ターン目 | ヘイラッシャ:ねむる+カゴのみ発動 クレッフィ:トリックルーム 「トリックルーム」が解除されているので、「ねむる」は必ず後攻で打て、全回復しながらトリックルームを再始動 |
7ターン目 | ヘイラッシャ:ウェーブタックル |
フェアリーテラス フェアリースキン ひかえめ たべのこし |
ハイパーボイス めいそう みがわり まもる |
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HP | 攻撃↓ | 防御 | 特攻↑ | 特防 | 素早 | |||||||||||||||
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実数値 | 202 | - | 117 | 143 | 150 | 81 | ||||||||||||||
努力値 | 252 | - | 252 | - | - | 4 | ||||||||||||||
役割 | 特殊に強く、クレッフィの壁とシナジーを準備できるサブエースとして選出する積みポケモン。相手のモロバレルを最後に残してみがわりで詰ませることも可能。 |
素早さ | ・同速意識 |
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素早さ | ・最速70族(キノガッサ)抜き |
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先発 |
+
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後発 |
+自由枠 |
「ねこだまし」+「トリックルーム」からクレッフィを出して壁、積みと繋げて「トリックルーム」を展開する最大出力の選出です。ただし、リキキリンとハリテヤマの並びそのものに汎用性があるため逆に対策をされやすく、基本選出なのにあまり選出できません。
先発 |
+
|
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後発 | 自由枠×2 |
選出の強度という意味で見るとトリックルームを展開した後に殴る役が存在せず、殴り役を展開するための手段も存在しないという欠陥レベルの選出です。しかし、相手のコノヨザルがリキキリンは「いのちがけ」でも倒せないからと倒せるクレッフィ側に使ってくれたり、リキキリン対策に使えるマスカーニャやサザンドラが環境に多く存在していることからクレッフィを殴り役として計算できるの理屈により、一番多く選出をしました。
相手が「いのちがけ」で残数を減らしてくれたり、クレッフィの「マジカルシャイン」でダメージを稼げるとトリックルーム中に仕留めやすくなるので、筆者の心情的には納得がいかないものの、かなり勝率の高い選出です。
先発 |
+
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後発 |
+自由枠 |
本構築で最も単体性能の高い耐久振りサザンドラをクレッフィの壁で守り、「きあいだめ」でヘイトの集まったサザンドラが守っている間に「トリックルーム」を展開という狙いで動く選出です。サザンドラが刺さっている対戦での最強選出であり、「トリックルーム」を警戒してトリル返しを狙ってくる相手に出すことでかなりの勝ち星を稼いでくれました。
トリックルーム解除後を見据えた編成にすることで、トリックルーム中に勝負を決め切る事にこだわらなくて良いというのはかなりプレイング的に楽ができます。
特に「まもる」を使われやすいトリックルーム解除際に壁と積み技を使い、トリル解除後の相手が積み技を使って危険度の上がったポケモンを攻撃している間にトリックルームを再始動するという動きは強力で、トリックルーム特化型の構築の独自性があります。ターンを凌がれると辛いという問題を解決する一つ方法として、壁トリルクレッフィという新戦力は新しいアプローチになったのではないかと思います。
自分 | 1ターン目の行動 | 相手 |
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【裏】 | 【自分の選択】 クレッフィ:リフレクター →倒されたらハリテヤマを繰り出す リキキリン:トリックルーム 【相手の選択】 コノヨザル;いのちがけ →クレッフィと相打ち イッカネズミ:ネズミざん →リフレクターとオボンのみでリキキリンが耐える |
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自分 | 2ターン目の行動 | 相手 |
【自分の選択】 ハリテヤマ:インファイト →イッカネズミにゴーストテラスタルをされる前に素早く倒す 【相手の選択】 イッカネズミ:ゴーストテラスタル →リキキリンとハリテヤマの攻撃が無効化されてしまう |
上記のような動きを取った時に2ターン目でイッカネズミがゴーストテラスタルだとこちらからの打点が著しく限られるため、イッカネズミにテラスタルを切られる前に優先して倒す必要があります。
この状態でイッカネズミがゴーストテラスタルをすると、リキキリンの「ハイパーボイス」とハリテヤマの「インファイト」が無効にされてしまう上に、相手が耐久振りだと「ハイパーボイス」+「ぶちかまし」では倒せず、他のポケモンの集中でも倒せないため、トリックルームを展開したのに「ネズミざん」が防げないという状態になってしまいます。そのため、相手がゴーストテラスタルが安定だと気が付く前にインファイトを打ち込みましょう。
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ポケモン攻略部
SVランクマッチ:最高レート2200↑ 図鑑コンプ :全て プレイ時間:4000時間↑ 全ポケモン所持
くろこ
ランクマッチ最終1位
最高レート2297
プレイ時間7000
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【監修者紹介】
ポケモンレート戦1位常連。
テンポ良く面白い語りが魅力的。
対戦勢は特に注目!
トリル構築の組み方と使い方【ダブルバトル】
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